ロシア軍の「空母キラー搭載の怪鳥」がNATOに超接近! 飛来した姿をフランス軍が公開

フランス航空宇宙軍(空軍)は2026年4月22日、北大西洋条約機構(NATO)の航空警戒任務中に、ロシア軍のTu-22M爆撃機などを追跡した動画を投稿しました。

強力な対艦ミサイルを搭載した状態で飛行

 フランス航空宇宙軍(空軍)とルーマニア空軍は2026年4月22日、北大西洋条約機構(NATO)の航空警戒任務中に、ロシア軍のTu-22M爆撃機などを追跡した動画を投稿しました。

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Tu-22M。NATOでは「バックファイア」と呼ばれる(画像:ロシア国防省)

 この機体は21日、リトアニアのシャウレイ空軍基地に展開するバルト航空警備(BAP)任務の一環として、駐留しているルーマニアおよびフランス軍の戦闘機に邀撃されました。

 Tu-22MはSu-30およびSu-35戦闘機を護衛として伴っており、胴体部分にはKh-22/Kh-32超音速ミサイルを搭載している姿がフランス軍によって確認されています。

 また、4月20日にも同ミサイルを搭載したTu-22Mが確認されており、フランス空軍が確認した機体とは別個体である可能性も高いとみられます。なお、ロシア軍の爆撃機がこのミサイルを搭載した状態で飛行するのは、2026年に入ってからは1月以来のことになります。NATOは今回の機体について領空侵犯は主張しておらず、国際空域内にとどまる飛行であったとしています。

 Kh-22はマッハ4.6で飛翔する超音速空対艦ミサイルです。射程は約600kmで、最大1トンの弾頭を搭載可能とされ、艦隊の防空網を突破して空母などの大型艦艇を攻撃するほか、地上目標に対しては軍事施設のほか、発電所や橋梁などへの攻撃も想定されています。

 またKh-32はKh-22の改良型であり、射程性能などが向上していますが、外見のみでの識別は困難とされています。

 今回、Kh-22/Kh-32を搭載したTu-22MをNATO空域近くまで飛行させた理由としては、訓練を兼ねた戦略爆撃能力の誇示、すなわち示威行為である可能性が高いと考えられます。

【画像】今回バルト海で確認された機体

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