「アメ車が売れない。不公平だ」 米“50年の無茶ぶり”に日本はどう対応してきたか あれもこれも“外圧”で変わった

第二次トランプ政権の発足以降、自動車の貿易を巡る日米間の摩擦が再び注目されています。約50年以上にわたって続く、こうした追加関税や非関税障壁を巡る攻防は、どのように打開されてきたのでしょうか。

「最悪のシナリオ」は回避も、いまだ安心できず?

 米国で第二次トランプ政権がスタートしてから、日本の自動車業界は大きく揺さぶられ続けています。二転三転した追加関税の発動や、いわゆる非関税障壁の撤廃へ向けた猛プッシュです。

Large 20260506 01

拡大画像

日本市場はアメリカ車にとって、排他的な市場なのだろうか(画像:フォード)

 2026年4月にJETRO(日本貿易振興機構)が発表した資料によると、日本に対する追加関税率は自動車・同部品について15%(MFN税率を含む)となっており、中国やカナダ、ブラジルの25%と比べると低い税率で落ち着いています。日本政府の粘り強い交渉や譲歩案の提示により、最悪のシナリオはひとまず回避できたかのように見えます。

 ただ、トランプ大統領は常々、「日本の安全基準や環境性能基準がアメリカ車を拒否している」とする旨の不満を漏らしています。また、USTR(米通商代表部)も2026年版の貿易障壁報告書で「日本には米国の自動車の市場参入を阻む、さまざまな非関税障壁があり、米国製自動車や同部品の販売は依然として低迷している」と指摘しており、「日本市場への相互参入を提供するとの約束について、日本の取り組みを注視していく」と強調しています。

 今後もし、日本市場でアメリカ車の販売が思うように伸びなければ、再び米国からの要求や追加関税の設定が発生する可能性もあるでしょう。いまだ危うい状況にあることは否めません。

 しかし、自動車産業を巡るこうした日米間での貿易摩擦や関税障壁の問題は、何も今に始まったことではありません。両国は、公害や石油危機に端を発する騒動が起こった1970年代以降、これまでも幾度となく大きな山を越えてきました。

【画像ギャラリー】2026年版「日本で買える代表的なアメ車」を写真で見る

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス