ヒグマの森で「崩壊間近の“幻の鉄道橋”」とついに対面 “1日15本限定のカギ”で近づく「タウシュベツ川橋梁」の行き方
北海道・上士幌町にある「タウシュベツ川橋梁跡」は、冬から春にかけて姿を現す鉄道遺構として知られています。ダム湖の水位が上がりはじめる6月下旬、1日15本限定という貴重なカギを予約し、現地を訪ねました。
足を運んで間近で見る価値はある! でもハードルは低くはない
このタウシュベツ川橋梁は1937(昭和12)年に竣工し、1955(昭和30)年のルート変更で廃止に。帯広から北の十勝三股まで78.3kmを結んだ士幌線そのものも、糠平駅から北の区間が1978年に運行がバス代行輸送に切り替えられ、最終的に全線がJR化直前の1987(昭和62)年3月に廃止となりました。
ダム湖に沈んだタウシュベツ川橋梁は、毎年水に没し、そして結氷、解氷を繰り返すという厳しい自然条件により、近年になり部分的な崩落が目立つようになっています。現状では保たれているアーチ構造そのものも、どこかひとつが欠落すれば、力の均衡が破れ、一気に崩壊するかもしれません。
ただ、こうした「いにしえの鉄道遺構が徐々に自然に還っていく“はかなさ”」が、タウシュベツ川橋梁跡をいっそう魅力的に、訪ねる人たちの心に映るのではないでしょうか。
タウシュベツ川橋梁跡の訪問は、「競争率が高いカギの予約」に加え、「とかち帯広空港」からクルマで片道1時間40分かかるため、ほぼ1日がかりの行程となります。そのため、ハードルはけっして低くはありません。
それでも変化を続け、二度と同じ姿で見ることはできないタウシュベツ川橋梁跡は、なにをおいても一度は足を運ぶべき場所である、そう強く感じました。
Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。





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