日本初、全長25m「ダブル連結トラック」登場 1台で大型2両分の巨体、どう運行?
「全長25m」の意味とは?
――全長25mのトラックにはどのような特徴があり、どのように利用されるのでしょうか。
一般的な大型トラックの全長は12mですので、最大長が25mになれば1台、つまり運転手ひとりで大型トラック2台分の荷物が運べます。運行回数を増やせば、コスト削減や効率化につながるでしょう。「ダブル連結トラック」はお客様のもとへ荷物を届ける小口輸送ではなく、当社の拠点間における輸送に用いる予定です。
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この全長25mの「ダブル連結トラック」により、物流はどう変わるのでしょうか。国土交通省道路局 道路経済調査室に聞きました。
――そもそもなぜ「ダブル連結トラック実験」を行うのでしょうか?
トラック輸送の省人化を促すためです。トラックドライバーの約4割が50歳以上であり、ドライバー不足が深刻化しています。そこで、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能になるように、特殊車両通行許可基準の緩和を検討しています。全長25m車の運行については、今後なるべく多くの事業者に参加していただき、データを集めたいと思っています。
――今後の展望はどのようなものでしょうか?
さらなる省人化や生産性の向上を促すうえで、今回の実験データが今後、自動運転や隊列走行の実験にも活用できると考えています。
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国土交通省の「ダブル連結トラック実験」は新東名高速を中心としたルートで行い、2018年度の本格導入を予定しているといいます。ほかの高速道路を中心としたルートでの走行や、自動運転・隊列走行の実験は、その次の段階になるとのことです。
【了】
ドライバー不足対策ね、途中のドライバー交代とか、拘束時間の数合わせなんて大手じゃなきゃ無理でしょ、フェリー使って拘束時間を調整したところでドライバーのストレスなんて大衆に紛れて解消なんかできるわけないし、要は一人で2台分の荷を扱わせるって話でしょ?電車の増結と訳ちがうし、何でドライバーの雇用条件を上げて人で補う措置をしないんですかね?大型ドライバーの平均年齢考えたらこんなの危険な緩和ですよ
輸送区間が限られてしまい、思ってる以上に役にたたない、ダブル連結トラック(笑)
SA、PAの出入口付近に止めざるおえなく、邪魔者扱いされるのが、オチ(笑)
止めたら、即、通報!
ここでも危険性(安全性?)などのデメリット面は無視し、効率最優先での施策でしかないですよね?それも国も混ざって。
牽引含めてスペシャリストをドライバーとして限定しているとは言え、同じ人間であるからストレスはブラックシフトのトラックドライバーより酷いのでは?
一時は鉄道貨物輸送にシフト!なんて言われた事もあったが、結局は全てを自前でやらないと気が済まないのでしょうかね?危険性が伴っても。
政府をあげて拠点間は鉄道輸送・拠点と各営業所・顧客間を自動車輸送を推奨ではなく、指導強化をすべきですよ。道路上での事故は連結トラックだけの問題ではなく相手がある事も多々であり、万一の際のダメージは更に増大ですよね?
車両全長が長くなって後続車が無理な追い越しをして事故…なんて事があるかもね。
それでまた規制が出来て運転する環境が窮屈な物にならなきゃ言いんだけどね。
最近の一般道は追い越しラインが殆ど無いからコンビニトラックや高齢者ドライバーが法定速度以下で走ってると無理に追い抜いていく車も居ますからね(^^;
ま、コレは配送センター間が主な走行区間だから余り関係ないとは思いますが利便性が上がるのは歓迎しますわ!
鉄道輸送がもっと効率的に輸送できれば良いんだけどねぇ…
批判的なコメントが多いけど、安全に十分に配慮しているのだから、実験ぐらいいいじゃない。
まずやってみてだね。
さすがに、名古屋ー静岡という短距離?での試行で慎重さを感じます。
本当は長距離は鉄道か船だろうけど、在来線は昼間ダイヤはいっぱいで、夜は保守しないといけないし、コンテナの積降ろしにも時間と場所と人手がかかる。
全国翌日配達だとやはり車。
従来でもフルトレ(フルトレーラー)があるが、長さが少し長くなっただけと思うがどう違うのか?を詳しく解説してほしかった。
たぶん筆者はフルトレーラーという言葉を知らない。トラクタヘッドが引っ張るセミトレーラーだけが「トレーラー」だと思ってるに違いない。
モーダルシフトに逆行する施策であることは皆さんが仰っている通り。考えるべきは、遅くても良い荷物は鉄道輸送にシフトして事故のリスクや環境負荷を減らし、交通政策としても道路と鉄道の輸送量の分散を図るべき。遅くても良い荷物には運賃の割引をすれば一定量はそちらに流れるハズ。トラック便は翌日配達の急行便に限定するのが良いと考える。
ありがとうございます。25メートルトラックですか…。効率性はいいかもしれませんが、現時点では特定の区間と特定の資格のドライバーのみ運転可能…。今後に期待ですね。
この記事を書いた人は、そもそものトレーラ事情を解って居ない様なのであえ書くが、
フルトレーラはセミトレーラの変形版と言える形で、引っ張るトラクタが
セミトレーラ用トラクタではなく、単に単一車トラック(の改造車)で有る事がミソなのだ。
( そもそも、国内では一般道ではダブルスが認められて居ないと云う事情も有る )
なので、連結全長規制から「フルトレ専用トレーラ」を作り、それで賄っていた。
( それとは別に、センタアクスル式のも有る )
今回の改正は、そのトレーラ側の車両を「今までの普通の長いトレーラでも連結可能」
とするもので、ダブルス専用トレーラではあまり考えられなかった、
「切り離して普通のセミトレでの運用」と云う事を視野に入れている。
( 念のため書いておくが、フルトレ用のセミトレ単独運行が全く無い、わけではない )
なので、コンセプト的には細かい話を抜きにすると
「単車全長12m+セミトレ全長13m → 連結全長25m」というのが今回の改正のミソである。