レンタカー絶好調は「クルマ離れ」ゆえ? 安心・安全を求める傾向も後押しか
人気を下支えするものとは 「クルマ離れ」は当てはまらない?
——好調の要因はどのような点でしょうか?
利便性の高さを裏打ちする信頼性でしょう。それはすなわち、しっかり点検整備されたきれいなクルマ、そして手厚い保険を提供することです。近年は従来の補償に加え、事故時の不安をよりカバーするプランを設ける事業者も増えました。コストを抑えた格安の事業者も増加しましたが、それらは以前ほど伸びていない印象で、全体的にはより安全・安心を求める傾向が強まっていると考えます。
それはデータのうえでも裏付けられます。最近は外国人のお客様による事故の増加が取り沙汰されることがありますが、レンタカー全体の事故件数は、台数が増えているにも関わらず減少傾向にあるのです。
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国土交通省の資料によると、2016年までの10年間におけるレンタカーの年間死傷事故件数は、外国人によるものは2013年の24件から2016年には81件に増加しているものの、全体としては2013年に6534件だったものが、2016年には6150件と微減傾向にあります。全国レンタカー協会は、「お客様に安全なクルマを提供し、啓発に取り組んできた結果」と話します。
実際、近年は衝突被害軽減ブレーキなど先進安全機能を搭載したクルマも増えるなど、クルマ自体も変わってきています。「ニッポンレンタカー」を展開するニッポンレンタカーサービス(東京都千代田区)では、2017年1月以降に配備する新車はすべて、先進安全機能搭載車に限定しています。
「これまでも先進安全機能を搭載したクルマが多く入ってきており、この先は商用車やトラックでも標準になってくるでしょう。事故の発生を抑えられるだけでなく、万が一事故が起こった場合でも、その被害を大幅に軽減することができます。お客様を守り、そしてわたしたちにもメリットをもたらすと考えています」(ニッポンレンタカーサービス)
現在はまだ先進安全機能搭載車と非搭載車が混在していますが、「先進安全機能搭載車に乗られたお客様からは『次からはこれにしてほしい』と言われることもあります」といいます。1月から2年くらいかけ、順次置き換えを進めていくとのことです。
近年は若年層を中心とする「クルマ離れ」も聞かれます。しかし全国レンタカー協会は、「よく言われる『若者のクルマ離れ』はレンタカー業界からすれば当てはまりません」ときっぱり。「個人の収入が伸びないなか、スマートフォンなど別のものにお金をかけることもあり、無理してクルマを買うことがないのでしょう。しかし、『クルマに乗りたい』という思いは衰えていません」と話します。
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東京圏や京阪神のように、JRだけではなく大手私鉄が充実しているエリアではランニングコストが大変だろう。まして、大手私鉄の駅から徒歩圏のところに在住しているのであれば確かに自家用車所有の必要性は低いのかもしれない。重量税や駐車場代、燃料費などを考えると、かえってタクシーやレンタカーなどを都度手配した方が安くあがるというケースもある。23区内などは特にそうだろう。
タワーマンションが林立している武蔵小杉などはレンタカー屋が多いが、1店舗たりとも潰れていない。駅から多少離れた店舗でもまずまずの盛況と聞く。
確かに盛んだね、しかし全てが貸し渡しで廃車になるのか?登録台数稼ぎの為だけにレンタの名義引き当て先として登録して1度もレンタルせずに高品質の中古として流す一石二鳥の裏技もあるとか?これに法人の長期リースなど、確かに建設器機はこれに当たらないだろうが?