「変わり駅そば」5選 巨大唐揚げ 山盛りポテト チーズ 奥が深い「のせもん」の世界

丼からはみ出る穴子 横浜線と歴史を同じくする

 唐揚げそばは、仙台駅の「立ちそば処 杜」でも同じようなメニューが提供されています。これは、立ちそば処 杜を運営する「こばやし」と弥生軒の関係が深く、両者が合意のうえで唐揚げそばの販売を始めたためです。

「のせもん」の大きさで言えば、JR京浜東北線や横浜線の東神奈川駅(横浜市神奈川区)にある「日栄軒」の「穴子天そば」も負けてはいません。そばに載せられた穴子の天ぷらは、丼のサイズを優に超えています。

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東神奈川駅ホームにある日栄軒の「穴子天そば」(宮武和多哉撮影)。

 日栄軒は1918(大正7)年創業。東神奈川駅から分岐していた私鉄「横浜鉄道」が国有化され、現在の「横浜線」に路線名を変更したのが1917(大正6)年なので、横浜線の歴史と同じ時を重ねてきたといえます。ラッシュ時には店の外にも人があふれます。

 当駅の乗車人員は1日に3万7000人以上(2018年度)であり、6人分ほどしかないカウンターはすぐにいっぱいになります。また、数歩で横浜線の電車に乗れることもあり、発車ベルとともに「ごちそうさん!」と言い残して電車に乗りこむ光景も、日常的に見られます。

【写真】駅そばの「のせもん」いろいろ

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