浜松発車の「サンライズ瀬戸・出雲」次の駅は400km先の姫路? 時刻表に出ない運転停車

踏切を正常に作動させるため 「京王ライナー」の運転停車

 また、浜松駅から米原駅までは約190km、米原駅から姫路駅までは約200kmあります。仮にこの2区間をそれぞれひとりの運転士が担当するとなれば、2時間以上運転し続けることになり、負担がとても大きくなります。そこで、豊橋駅(愛知県豊橋市)や岐阜駅、大阪駅でも乗務員が交代するのです。

 ちなみに、JR東日本とJR東海の境界である熱海駅(静岡県熱海市)でも乗務員の交代は行われていますが、ここは乗客が乗り降りできる停車駅です。

 このように、乗客が乗り降りする以外の目的で列車が停車することを「運転停車」と言います。

 東京近郊では、たとえばJR新宿~東武日光・鬼怒川温泉間を結ぶ特急「日光」「きぬがわ」が、JR東日本と東武鉄道の線路が接するJR東北本線の栗橋駅(埼玉県久喜市)で、乗務員交代のため運転停車します。

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座席指定列車「京王ライナー」などに使われる京王5000系電車。通過扱いの明大前駅に運転停車する(2017年7月、恵 知仁撮影)。

 一方、京王電鉄では乗務員交代のためではない運転停車が見られます。2018年にデビューした座席指定列車「京王ライナー」は、明大前駅(東京都世田谷区)に運転停車しますが、その目的は駅の前後にある踏切を作動させるためです。

 明大前駅は「京王ライナー」が運転されるまで、特急を含めすべての列車が停車していたことから、踏切が作動するタイミングは列車が同駅に停車することを前提に設定されています。そのため、「京王ライナー」も同駅にいったん停車する必要があるのです。

 なお、付近は高架化工事が進められており、完成すれば踏切がなくなるため、運転停車する光景もいずれ見られなくなるでしょう。

【写真】運転停車中の寝台特急「富士」

 
    
 
    

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コメント

1件のコメント

  1. あくまで国鉄時代の話ですが「降りる駅近いから」と車掌に無理言って運転停車中に下ろしてもらった乗客がいたとかいなかったとか……。
    なおどこぞのアーバンネットワークでは対私鉄攻撃兵器でもある無料(なんか一部列車には増収のため指定席料金が設定されたそうな)の高速列車を時間通りに走らせるために運転停車した特急列車を退避させる光景を冬の間、たまによく見かけます(今シーズンは見たことないってか雪降らないね……)。