高速道路の新型コロナ対応まとめ SA従業員や料金所係員が感染 一時閉鎖も

SA・PA店舗の営業時間にも影響が

 全国的に、SA・PA店舗の営業が縮小しています。

SA・PA店舗の営業縮小・休止

 全国のSA・PAで店舗の営業時間短縮や、営業休止が実施されています。3月からNEXCO中日本とNEXCO西日本の管内で、営業体制の確保などを理由に短縮営業を行う店舗が出ていたところ、NEXCO東日本管内でも4月以降、国や自治体の外出自粛要請などを受け、管内の広い範囲で同様の措置がとられています。

 なかには「スターバックスコーヒー」のように、政府による緊急事態宣言の対象となっている7都府県のSA・PAにおいて一律に営業を休止しているテナントもあります。ほかにも、緊急事態宣言後に時短営業を行っていた店舗が、営業を休止する例も増えており、NEXCO3社は随時、ウェブサイトで営業状況の情報を更新しています。NEXCO東日本は、各種対応を確認しやすいようウェブサイトのレイアウトも変更したといいます。

 また、首都高や阪神高速といった都市高速道路でも、7都府県の休業要請や外出自粛要請を受けるかたちで、4月11日(土)以降、PA内のレストランや売店の営業時間を縮小しています。なお首都高では、4か所に設けている屋内喫煙所についても閉鎖しています。

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首都高のPAでも店舗の短縮営業が実施されている。写真はイメージ(2019年12月、中島洋平撮影)。

「ETC周遊パス」の新規申し込み停止

 NEXCO3社および阪神高速道路は、特定エリアの高速道路が乗り放題になるETC限定「周遊パス」(発行会社ごとに名称が異なる)の新規申し込みを停止しています。

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 NEXCO東日本は原則として、商業施設や料金所のスタッフなどのマスク着用、施設内へのアルコール消毒液の設置、ドアノブやテーブルといった接触が多い箇所の消毒を行っているといいます。ただし、こうしたマスクや消毒液の在庫不足により調達ができず、実施できていない箇所もあるとしています。

【了】

【画像】感染で一時閉鎖 再開後の横川SA営業体制

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