東急田園都市線の顔「東急8500系」を振り返る 半世紀を走った銀の車両 車内には扇風機

細かい部分でリニューアルも、姿はほぼ登場時 長持ちの理由は?

 8500系は半蔵門線直通仕様として区別するため、運転台の下に赤帯が入る外観になりました。これは後に、東急の電車の象徴になっていきます。田園都市線・新玉川線用に4両編成で導入され、その後、沿線人口の増加にともなって5両編成、6両編成、8両編成と長編成化し、現在の10両編成に至ります。

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鉄道模型運転会で並んだNゲージの東急8500系。製造時期により、塗装や機器が異なるところが魅力だという(2019年7月、杉山淳一撮影)。

 8500系は1975(昭和50)年から1991(平成3)年までの16年間で400両も製造されました。登場からは45年も経ちましたが、新しい車両は製造後29年です。車齢30年は古いほうですが、珍しくはありません。

 内装はリフォームされ、先頭車連結器まわりのスカート(線路上の障害物をのける装置)など一部の装備は変更されているものの、ステンレス製の車体は更新されず、元の姿を保っています。丈夫で長持ちするステンレス車体の採用と、長期にわたって製造されたこと。これが、8500系がいまも現役で走っている理由です。

 現在の田園都市線は、東急8500系のほか、新5000系、2020系、東急大井町線から直通する9000系、9020系、6000系、6020系、東京メトロ8000系、08系、東武鉄道30000型、50050型が走ります。なんと11車種です。しかし、半蔵門線と直通運転を開始した直後まで、乗客を乗せたのは8500系のみ。時々、大井町線などの回送電車が見られる程度でした。

【写真】レア色? 車体帯が青い8500系

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コメント

3件のコメント

  1. 東急8500系の8606F(東武非直通・表示幕・スカートレス仕様)が、先日運用から離脱しました。同編成車は74年度末期の2月に投入され、8000系をベースにワンハンドルはそのままに運転台コンソールを刷新し地下鉄乗り入れにも対応しており、東武直通運転開始時は工事は見送り東武非直通車には非常用ドアガラスにKマークをつけましたが、東急車の東武非直通車両はすべてが引退しました。東急8606Fは鉄道ファンから圧倒的な人気を誇るため、最後迄残る事が予想されましたが車体や機器類の老朽化が目立ったため、それにとどまらず新型2020系の置き換えが進んでいるため今回の離脱が決まりました。またメトロ側も営団時代から40年近く活躍中の8000系も来年から新型18000系の置き換えが予想されるため、東急8500系とメトロ8000系を記録するなら今のうちをおすすめします(現在はコロナ感染の関係のため、落ち着いたら記録してください)。

  2. 扇風機がレトロ感とあるが、風が車内に行き渡るのは扇風機の方がはるかに上。
    103系冷房車然り美観(w)優先のラインデリア以前の車輌の方が涼しかった。

  3. 冷房装置のカバーを横から見て、向こう側の景色が見えると
    カバーだけのニセ冷房車ってことでガッカリしたことを覚え
    ています。コルゲートが少ない8400だったか、試作車が挟
    まっていたこともあったっけな。