コロナ禍 鉄道係員に対する暴力行為の実態は 前年度を下回るも依然100件超え 民鉄16社

「酔っていた」では済まされません。

発生件数は過去10年間で最少に

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暴力行為防止ポスター「パトロールトレイン」のイメージ(画像:JR東日本)。

 一般社団法人「日本民営鉄道協会」が、大手民鉄16社で2020年度に発生した鉄道係員に対する暴力行為の件数について集計しました。

 これによると、発生件数は104件。前年度の182件を下回ったうえ、過去10年間でも最少となりました。理由について同協会は「2度の緊急事態宣言による移動の制限やテレワークの推進などに伴い、輸送人員が対前年同期と比べて大幅に減少し、暴力件数も減少傾向になったため」としています。

 暴力行為が発生する時間帯は17時以降に集中したほか、加害者は飲酒している場合が多かったといいます。なお、年齢は幅広い年代に分布しています。

 発生件数を曜日毎に見ると、週の前半は比較的少ない一方、土・日曜日に増える結果に。発生現場はプラットホームが全体の46%を占め最多となり、次いで改札(33%)、その他(8%)、列車内(6%)と続きます。

 発生状況については、はっきりとした理由が見当たらず、理由なく突然に暴力を振るわれるケースが最多の38%という結果でした。次いで係員が迷惑行為を注意した時、酩酊者に近づいた時(ともに22%)、けんかの仲裁(9%)などとなっています。

 日本民営鉄道協会は「犯罪である暴力行為をなくし、安全で快適な鉄道を維持するため、引き続き啓発ポスターの掲出など各種の取り組みを実施してまいります」としています。

【了】

【表】鉄道係員に対する暴力行為の具体的事例4件

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