白いロマンスカー「VSE」はなぜ生まれたか 17年で活躍に幕 伝統の赤からの転換点を探る

削減された「箱根路特急」

「VSE」の運行開始後、新宿~箱根湯本間でのロマンスカーの利用は大幅に回復しました。ちなみに「乗りものニュース」が2022年1月、「小田急の特急『ロマンスカー』で好きな車両」の読者アンケートを実施したところ、回答者941人のうち61.6%の人が「VSE」を選択、2位の「LSE」(47.7%)に差をつけてトップでした。人気の高さが伺えます。

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小田急電鉄の特急ロマンスカー「VSE」50000形。2022年3月11日をもって定期運行を終えた(2009年10月、恵 知仁撮影)。

「VSE」の引退理由について小田急は「車両の経年劣化や主要機器の更新が困難になる見込みであるため」と説明しています。ダイヤ改正により、「箱根路特急」は平日・土休日とも7割ほどに削減されました。一方で通勤・帰宅時間帯の「モーニングウェイ」「ホームウェイ」は増発されています。新型コロナウイルスによる旅行控えもさることながら、前出の「EXE」が得意としたような通勤輸送のニーズは根強くあるのです。

 2020年代、展望席のあるロマンスカーはしばらく、2018年に登場した最新の70000形「GSE」のみとなりそうです。

【了】

【ロマンスカー夢の共演】最古「SE」と最新「GSE」の並び写真

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