おい扉ないぞ 異形の激レア機「ベルーガ」乗降口はまさかの位置に? 神戸空港に飛来で話題

ツルツルボディの「ベルーガ」どこから乗るの?

 そのような「ベルーガST」、通常の旅客機ベースの貨物機であれば乗員が乗降する胴体左舷には、人が乗降できそうなドアはありません。一方右舷には小さなドアがあるものの、駐機中の同型機でここが空いているシーンを見ることは、まずありません。よって、ここも乗降ドアとして使用されていないことになります。

 この機の乗員用乗降口は、実は胴体の下部、前脚の少し後ろあたりに存在します。ここにはハッチがあり、そこからハシゴが出てきて、パイロットなどはここから乗り込みコクピットに向かうのだそうです。

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神戸空港に飛来した「ベルーガST」の右舷。駐機中だが、側面の赤い箇所は空いていない(2023年5月10日、乗りものニュース編集部撮影)。

 そのような「ベルーガST」ですが、現在は、エアバス製航空機のパーツを輸送する業務を後継機である「ベルーガXL」にゆずり、新たなサービスを任されています。同機を利用して、一般顧客へむけ大型貨物の空輸サービスを行う事業で、今回の神戸空港への飛来もこの一環です。

 なお、後継機である「ベルーガXL」はベース機が異なり、旅客機「エアバスA330」に改修を加えたものとなっています。ただし、この「胴体下部に乗員用乗降口を設置する」という仕様は、「ベルーガXL」にも引き継がれています。

【了】

【同じだ!】新型「ベルーガ」の乗降口に迫ってみた!

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  1. お●んぎん