「青春18きっぷ」いよいよ夏の利用開始 JR全線乗り放題 ただ不通区間が多数 どう使う?

「青春18きっぷ」(夏季)の利用が始まりました。JR全線が乗り降り自由ですが、たとえば新幹線は乗れない、自動改札機は通れないなど、ルールや基本について解説します。また、災害による不通区間にも要注意です。

災害による不通区間に注意!

「青春18きっぷ」の券面を見ると、スタンプを押すスペースが5回分用意されています。改札などで駅係員に日付印を押してもらうと、その日1日利用できるわけです。つまり期間内なら、1人が5日連続(5回分)や、日を飛び飛びにしても使えます。もしくは、全員が同じ行程なら、同じ日に複数人で使うことも可能です。たとえば5人グループが5回分を一度に使い、日帰り旅行をするというケースが考えられます。

 今まで列車の説明をしてきましたが、JR東日本のバス高速輸送システム(BRT)と、JR西日本宮島フェリーも利用できます。

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「青春18きっぷ」の券面。値段は現在と異なっている(乗りものニュース編集部所蔵)。

 ところで災害の影響により、日本各地の在来線には不通となっている区間があります。7月20日現在の状況は以下の通りです。

●JR北海道

・根室本線:東鹿越~新得

●JR東日本

・奥羽本線:大曲~秋田、大館~弘前

・五能線:能代~深浦

・津軽線:蟹田~三厩

・陸羽西線:新庄~余目

・米坂線:今泉~坂町

●JR西日本

・越美北線:美山~九頭竜湖(7月29日全線再開予定)

・山陰本線:長門市~小串

・芸備線:備後落合~東城(7月下旬ころ運転再開)

・美祢線:全線

●JR九州

・日田彦山線:添田~夜明

・肥薩線:八代~吉松

 一部では代行バスなどが運行されており、「青春18きっぷ」でも原則は利用できますが、通勤・通学客が優先される場合があります。なお九州の久大本線は、本日始発より全線で運転を再開しました。

【了】

【え…!?】青春「28」きっぷとは…?(画像)

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