世界で初めて「量産型ステルス軍用機」を生み出したチームついに“無人戦闘機”開発に乗り出す

「スカンクワークス」は、2025年9月21日、次世代無人戦闘機「Vectis(ヴェクティス)」のイメージ画像を公開しました。

ブラックバードやF-117を作った部門

 アメリカの航空宇宙企業ロッキード・マーチンの先進開発部門「スカンクワークス」は、2025年9月21日、次世代無人戦闘機「Vectis(ヴェクティス)」のイメージ画像を公開しました。

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ヴェクティスの機首部分(画像:ロッキード・マーチン)

 同機は、スカンクワークスがアメリカおよびその友好国向けに開発を進めている、CCA(Collaborative Combat Aircraft:協調型戦闘航空機)に分類される無人機です。F-35のようなステルス性能を備えた第5世代戦闘機や、複数の国で開発が始まっている第6世代戦闘機と連携し、戦闘を支援する「チーミング・ミッション」を担う無人戦闘機として設計されています。

 スカンクワークスのゼネラルマネージャー、OJ・サンチェス氏はヴェクティスについて、「複雑なシステム統合、高度な戦闘機開発、自律性に関する当社の専門知識の集大成です」と述べています。

 ヴェクティスは、精密攻撃、ISR(情報・監視・偵察)ターゲティング、電子戦、制空任務など、さまざまなミッションに対応可能であるほか、次世代航空機の開発で培われた先進的な製造技術やデジタルエンジニアリングを活用することで、高速な開発とコスト抑制の両立を実現するとしています。なお、初飛行は今後2年以内を目標としています。

 スカンクワークスは、ロッキード・マーチンの中で最先端技術の研究開発を担う部門であり、高高度偵察機U-2「ドラゴンレディ」や、マッハ3超の戦略偵察機SR-71「ブラックバード」、世界初の実用的なステルス軍用機であるF-117「ナイトホーク」などの開発を手がけたことで知られています。

 なお、CCAに関しては、アメリカ空軍からの発注を受けて、ジェネラル・アトミックスが「YFQ-42A」、アンドゥリル・インダストリーズが「YFQ-44A」をそれぞれ開発中です。これらは、無人機として初めてアメリカ空軍において戦闘機を意味する「F」の機体記号を冠しており、YFQ-42Aはすでに2025年8月27日に初飛行を完了しています。こうした先行する企業に対して、スカンクワークスのヴェクティスがどれほどの存在感を示せるかが、今後の注目点となります。

【画像】2025年になって急に増えた!? これがヴェクティス他開発中の無人戦闘機です

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