JR東日本「大幅値上げ」後の運賃どうなる? 東北・埼京・常磐線のライバル「西武・東武・TX・メトロ」と比較 激変の“川越”

JR東日本が、2026年3月に運賃を値上げします。東北本線(宇都宮線)・埼京線・常磐線と並行・競合する西武線・東武線・東京メトロ線・つくばエクスプレス線などとの運賃差は、どう変わるのでしょうか。

JR vsつくばエクスプレス:どっちも値上げ

 秋葉原~北千住間は、JR・つくばエクスプレス(TX)・東京メトロ日比谷線が競合しています。JRは180円(178円)から210円(209円)に上がり、日比谷線と同額に。TXは300円(293円)から320円(IC同額)となり、最も高額のままです。

 秋葉原~南流山間は、JRが490円(483円)から530円(528円)に、TXが580円(576円)から630円(626円)に値上がりします。TXは運賃が高額ですが、所要時間だと圧倒しています。

 また、TXの秋葉原~つくば間は、1210円(1205円)から1280円(IC同額)に値上がりします。これに相当するJRの秋葉原~土浦間は、1170円(1166円)から1230円(1221円)に値上がりします。

JR vs京成・東京メトロ:競合は据え置き

 JR常磐線は、日暮里~金町間で京成と競合しています。どちらも直通列車はなく、常磐線は北千住で、京成線は京成高砂でそれぞれ乗り換えが必要です。

 日暮里~金町間は、JRが230円(IC同額)から260円(253円)に。一方、京成は280円(272円)のままで、運賃改定後も常磐線経由の方が有利です。

 東京(大手町)~北千住間は、JR上野東京ラインと東京メトロ千代田線が競合しています。JRは230円(IC同額)から260円(253円)に上がりますが、大手町発着の千代田線は210円(209円)のままです。

 また、目黒~赤羽(赤羽岩淵)間も競合しています。JR山手線・埼京線は320円(318円)から350円(341円)に値上がりしますが、赤羽岩淵発着の東京メトロ南北線は300円(293円)のままです。

 両区間とも東京メトロの方が割安で、JRの運賃改定により差が開くことになります。

【形勢逆転?】これが東北・埼京・常磐線と競合する私鉄です(写真)

Writer:

1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。

最新記事

コメント