「10円玉」を転がすのと同じ原理!? バイクのタイヤが平らでない理由 転倒を防ぐ驚きの技術
四輪車のタイヤとは対照的に、バイクのタイヤは断面が丸みを帯びています。車体を大きく傾けて曲がるバイクならではの理由と、走行を支えるタイヤメーカーの技術について「なぜなに」形式で解説します。
傾けて曲がるための必然! 断面を丸くする設計の秘密
車のタイヤは、地面に対して広い面積で安定して接地するように設計されていますが、バイクのタイヤを後ろから観察すると、断面がラグビーボールのように丸みを帯びていることがわかります。なぜこれほど対照的な形をしているのでしょうか。
その大きな理由は、バイクが「車体を傾けて曲がる」乗り物だからです。
二輪車は、タイヤに「キャンバー角(傾き)」を与えたときに発生し、旋回方向へ働く力(キャンバースラスト)を積極的に使って曲がります。
このため、二輪車用タイヤは乗用車用タイヤに比べて大きなキャンバー角が取れるよう、断面がラグビーボールのような丸い形状に設計されています。
タイヤメーカーのブリヂストンでは、この仕組みを「10円玉のような円盤を傾けて転がすと、傾けた方向へ曲がっていく」イメージで説明しています。
こうしたキャンバースラストを安定して引き出すために、二輪車用タイヤは乗用車用タイヤに比べて断面が丸い形状とされ、タイヤが傾いても接地面積が大きく変化しないように設計されています。





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