若者の帰省離れ? 成長が続いてきた東北新幹線に“異変” JR東日本を襲う人口構造の変化

コロナ禍で帰省のあり方が変わり、鉄道利用にも影響が出ているとの指摘があります。しかしその背景には、より根深い世代間の変化と人口減少という構造的な問題が存在しているようです。

帰省は「限られた人の行事」になる?

 若者の大都市集中はさらに進んでいます。2024年の人口推計における地方圏の割合は、45~54歳と35~44歳がともに49%、25~34歳は45%となっており、下の世代はさらに減少しています。団塊ジュニアの子ども世代、1997(平成9)年から2012(平成24)年頃に生まれた「Z世代」と呼ばれる人々が親になる頃には、そもそも地方に帰省先がない、ということになりそうです。

 ただし見過ごしてはならないのは、都市集中が進んでいるとしても、未だに人口の半分程度は三大都市圏外にあることです。東京圏の転入超過は過去10年、10~14万人程度で推移しており、その中心は20代です。彼らはこれからも都心から地方へ帰省するでしょう。

 しかし絶対値で見ると帰省者数は必ず減少します。団塊世代が年あたり260万人、団塊ジュニアが200万人いたのに対し、1990年代中盤から2000年代前半に生まれたいわゆる「Z世代」は100万人程度で推移。出生数は2016(平成28)年に100万人を割ると急激に減少ペースが高まり、2025年は70万人に届きませんでした。

 1970(昭和45)年を基準とする年少人口(0~14歳)は、1都3県が1990(平成2)年に97%、2020年に77%だったのに対し、東北6県は1990年の81%から2020年の41%へ急激に低下しています。結婚しない、子どもをつくらない選択をする人も増えており、年末年始・お盆の帰省は限られた人が行う行事になるのかもしれません。

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コメント

1件のコメント

  1. あとは、お金がない就職氷河期がそもそも帰省を控えてるとか