「あと10メーター、5メーター、停止!!」 国内唯一“異色のスイッチバック”体験が胸アツすぎる列車とは?
鉄道旅の楽しさを味わえる区間の一つに、列車が進行方向を変えるスイッチバックがあります。なかでも新潟県の第三セクター鉄道、えちごトキめき鉄道の観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」での運転方法は“異色”でした。
正味4回もスイッチバック!?
二本木を出発する時、「雪月花」は2回目のスイッチバックをしました。妙高高原との間にある関山(妙高市)も旧駅に進入する時はスイッチバックでしたが、前身の国鉄信越本線時代の1985年に現在地の本線上へ移転しました。
「雪月花」は妙高高原で折り返し、次の扉が開く駅は直江津です。直江津でも進行方向を変えて日本海ひすいラインに入り、13時15分に終着の糸魚川(新潟県糸魚川市)に到着しました。
方向を変えたのは4回と、箱根登山電車の箱根湯本(神奈川県箱根町)―強羅間に乗ったときより1回多く楽しめました。ただし、途中の停車時間を含めて2時間40分の行程なので、約40分に3回も慌ただしく向きを変える箱根登山電車に比べると“ポツンポツン”と折り返すという印象を受けました。
そんなヤマ場が適度に訪れる行程が、ゆったりとした時間を楽しむ観光列車にはうってつけなのかもしれません。
Writer: 大塚圭一郎(共同通信社経済部次長・鉄旅オブザイヤー審査員)
1973年、東京都生まれ。97年に国立東京外国語大学フランス語学科卒、共同通信社に入社。ニューヨーク支局特派員、ワシントン支局次長を歴任し、アメリカに通算10年間住んだ。「乗りもの」ならば国内外のあらゆるものに関心を持つ。VIA鉄道カナダの愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。





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