「自動改札機が無い」県庁所在地の中心駅がいよいよ消滅…なのか? 徳島駅もついに導入へ 見方が分かれる“最後の砦”とは

県庁所在地で自動改札機が唯一ない中心駅が、2026年9月末までについに消滅します。ただし、一部で見方が分かれる県庁所在地駅もあります。

唯一の自動改札“空白県”も解消

 JR四国は2026年5月13日、徳島駅に自動改札機を設置して6月13日から使用することを発表しました。県庁所在地の中心駅で自動改札機がないのは徳島駅だけで、設置後は47都道府県全てのJRおよび沖縄都市モノレール「ゆいレール」の中心駅に自動改札機がそろうと受け止められています。

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JR四国徳島駅の有人改札(大塚圭一郎撮影)

 徳島県は自動改札機を備えた駅がない唯一の“空白県”なのも設置後に解消され、全都道府県に自動改札機がある駅が存在することになります。

 ただし、「あの県庁所在地駅はまだ自動改札機がない」と物言いが付く駅も残ります。それはどの県庁所在地でしょうか。

 JR四国によると、徳島駅の2024年度の1日平均乗車人員は5510人で、同社の駅としては首位の高松(1万2789人)、2位の松山(5528人)に次ぐ3位。高徳線と牟岐線(愛称:阿波室戸シーサイドライン)のほか、高徳線で隣駅の佐古(徳島市)で分かれる徳島線(愛称:よしの川ブルーライン)と、4駅先の池谷(徳島県鳴門市)で分岐する鳴門線の列車も発着し、朝と夕方の通勤通学時間帯には混雑します。

 徳島は1面1線の切り欠きホームと、2面3線を組み合わせたユニークな構造の地上駅です。プラットホーム同士を結ぶ跨線橋は古レールを使っているなど昔の駅の雰囲気を漂わせています。

自動改札機が入っても、大都市圏で当たり前の「アレ」が使えない!

 筆者が徳島駅から列車に乗った際、有人改札にいた駅員に「お願いします」と言って切符を手渡しました。駅員は切符にスタンプを押すと、「ご乗車ありがとうございます」の言葉とともに返してくれました。

 円形のスタンプには徳島駅、日付、JR四国の文字が入っています。徳島県の表玄関でありながら、駅員との短い会話でぬくもりを感じ取ることができました。

 JR四国によると、徳島駅には自動改札機に沿って4つの通路を設け、うち入場専用が1通路、出場専用が2通路、入場と出場の共用が1通路。自動改札機は、裏面が黒い磁気切符の投入口があるほか、同社のスマートフォン向けチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」のQRコードを読み取る機能も備えます。

 ただし、自動改札機が入っても、大都市圏では当たり前の「アレ」は使えないままです。それは「ICOCA(イコカ)」などのIC乗車券です。

 JR四国でIC乗車券を利用できるのは香川県内の一部の駅に限られており、徳島駅については「対象エリア外となるためご利用いただけません」と説明しています。

【言われてみれば…!】自動改札機がない県庁所在地の中心駅「最後の砦」(写真)

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