デカい!低い!イカついヤマハをもう一度…? 250ccから1100ccまで一斉を風靡した「アメリカンの王道」の21年
国内のバイクメーカー4社から、次々とアメリカン・クルーザータイプのモデルが発売された1980年代後半から1990年代において、不動の人気を獲得したのがヤマハのドラッグスターでした。21年にわたる歴史を振り返ります。
乗りやすさを追求した入門編的250ccモデルも登場
一方、ドラッグスタークラシック1100登場と同年の2000年には、末っ子的モデル、ドラッグスター250も登場しました。シリーズの中でも走行性能に寄ったモデルで、エンジン面でのリファインに加え、ドラッグスターの特長でもあったリアのリジット(またはリジット風に見えるサスペンション)を廃し、ツインショックを採用したモデルでした。
言わば、ドラッグスターシリーズの入門モデルのような1台で、結果的にミドルクラスのバイクに不慣れなライトユーザーでも気軽に楽しめるバイクでした。
安定した支持を集め続けたドラッグスターシリーズですが、2000年代に入ると、アメリカンクルーザーブームに落ち着きが見え始めます。また2010年代は環境への配慮がより一層高まり、2017年に適用された「平成28年排出ガス規制」に適合できず、多くのファンに惜しまれながら21年の歴史に幕を閉じることになりました。
ヤマハは、時代を切り開きながらも姿を消したSR400、セローといった同社の名モデルの後継車種の開発に取り組んでいるという噂がありますが、ドラッグスターシリーズに対するこういった前向きな噂がないのが残念なところです。
日本のバイク市場で、アメリカンクルーザーを広め、他社モデルよりも抜きん出る人気をえていたドラッグスターはまさしく「星」でした。ぜひとも、今日の規制に適合させるカタチで、ドラッグスターのDNAを後年にも継承するような開発をヤマハに期待したいところです。
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





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