4社線を「7時間以上かけて走るSL列車」が今月運行へ 本番さながらの試運転で準備着々! 107.4kmを走破
東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道・JR東日本の4社を直通するSL大樹「土津(はにつ)」の試運転が本格化しています。
下今市→会津田島は「ディーゼル機関車が先頭」のワケ
報道公開された試運転列車は、6月4日の下今市発・会津若松行きです。車内は当日のオペレーションを確認するため、ツアー向けの観光案内が入るなど、本番さながらの状態でした。
下今市発・会津若松行きは、下今市~会津田島間はDL(ディーゼル機関車)+SL+車掌車+客車3両で運転。会津田島で機回しを行い、同駅から会津若松までSL+車掌車+客車3両+DLとなります。SLが先頭になるのは会津田島以北の区間です。
下今市~会津田島はディーゼル機関車先頭で牽引する理由について、東武鉄道は「勾配や線路条件、安全面を考慮した結果」と話します。「長大トンネルがある野岩鉄道をDL先頭で牽引することで、煙の発生を抑制できる」としています。
SL大樹「土津」の最高速度は45km/hで、ゆっくりと走ります。客車は国鉄時代の雰囲気を色濃く残す「スハフ14-1」「オハフ15-1」と、開放型の展望デッキを備えた「オハテ12-2」の計3両。鉄道ファンにたまらない汽車旅を味わうことができます。
往路(下今市発・会津若松行き)よりも復路(会津若松発・下今市行き)の方が勾配がきつく、運転条件が厳しいといいます。
給水作業は機回しが行われる会津田島駅のほか、芦ノ牧温泉駅でも行われます。東武鉄道・下今市機関区の眞壁正人 機関区長は「湯野上温泉駅と会津高原尾瀬口駅にも予備の給水タンクを置き、万全の体制を整える」と話します。
なお、運行日の6月27日・28日は車内イベントや地元住民によるもてなし、会津田島駅ではマルシェの開催も予定されています。東武鉄道は今回のSL運行で培った連携を深め、日光・鬼怒川と会津を結ぶ観光周遊ルートで沿線の活性化を目指す方針です。





コメント