「装甲列車みたい!」SNSで話題の凸凹車両「マヤ50形」とは? レーザーで安全を守る“光オイラン”の秘密
SNSにとある珍しい電車が投稿され、話題を呼びました。それが「マヤ50形」光学式建築限界測定車です。光オイランと呼ばれる同車の役割と先代車両の現在を解説します。
アナログ時代の傑作「先代おいらん車」の現在の姿は?
ちなみに、マヤ50形が登場する前には「オヤ31形」という建築限界測定車が使われていました。こちらが登場したのは1957年のこと。日本各地の鉄道路線を走り回り、平成初期まで数十年にわたり活躍しました。
当時は昭和の時代ですから、さすがにレーザー照射などの技術は搭載していません。そこで車体外装に「矢羽根」を設置。この矢羽根が何かに接触すると、車内に設置してある表示器が点灯して異常を知らせるというアナログな仕組みを取っていました。
この矢羽根を広げた形状が「花魁(おいらん)のかんざし姿」を連想させたことから、いつしか「おいらん車」と呼ばれるようになりました。前述したマヤ50形の愛称「光オイラン」もこれに由来しています。
そんなオヤ31形ですが、いまも動く姿を見ることができます。新潟県の第三セクター・えちごトキめき鉄道が、JR西日本から「オヤ31 31」を譲り受け、テーマパーク「直江津D51レールパーク」などで動態保存しています。測定業務からは引退したものの、現在もイベントなどで活躍中です。
先代ともども、長く愛される建築限界測定車。とはいえ、マヤ50形は定期的に走行する車両ではないため、遭遇出来たら極めて幸運だと言えるでしょう。
Writer: 鈴木伊玖馬(乗りもの好きライター)
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。





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