高速道路が「通行止」、どんな選択肢がある? 通行料金はどうなるのか

Uターンで引き返した場合は?

 一般道の通行も困難で、走ってきた高速道路を引き返したい場合、ICから外に出なくても、係員に事情を話すことでIC内での転回(方向転換)ができます。

「転回して戻ることを希望される場合には、必ず出口料金所の一般レーン、あるいは料金精算機の呼出ボタンで係員にその旨お申し出下さい。続いて、係員の指示にしたがって安全に転回していただきます。最終の出口料金所(編集部注:本線料金所含む、最後に清算する料金所)でも、係員のいるレーンにて、転回された旨をお伝え下さい」(NEXCO中日本 広報室)

 この方法は「特別転回」と呼ばれ、転回した地点まで往復したぶんの料金がかからないという措置です。

「行きと同じ経路で出発料金所に戻られた場合、料金はいただきません。また、転回したのち戻る途中で別のルートを通り本来の目的地に向かった場合は、出発料金所から最後に退出した料金所まで直通した場合の金額となります。たとえば、東名高速の岡崎ICから圏央道の入間ICに向かっていたが、走行中の圏央道が通行止めになり、途中の海老名ICで転回して東名高速まで引き返し、横浜町田ICで一般道に出たとします。その場合は、岡崎ICから横浜町田ICまで直通した場合の料金のみをいただく形になります」(NEXCO中日本 広報室)

 なおSAやPAなどで通行止めが解除されるのを待つ場合、道路工事など計画的に実施される通行止めの場合は解除予定の時刻が事前に知らされますが、天候や災害、事故などによる通行止めの場合は、「原因や状況がケースごとに異なるため、いつ通行止めが解除されるかの情報は、直前にお知らせする形になります」(NEXCO中日本 広報室)とのことです。

【了】

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