2019年、鉄道はこうなる 新線開業に特急新設、路線廃止も(写真11枚)

全長100km超えの三セク鉄道が誕生へ

 新線ではありませんが、新たな門出となるのが、岩手県の太平洋沿岸で北リアス線と南リアス線を運営する第三セクターの三陸鉄道です。

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三陸鉄道は南リアス線と北リアス線、運休中のJR山田線 釜石~宮古間を1本の路線に統合。線名も「リアス線」に変わる(2014年4月、草町義和撮影)。

 北リアス線と南リアス線に挟まれたJR山田線の宮古~釜石間は、2011(平成23)年の東日本大震災以来、不通となっていましたが、3月23日(土)、8年ぶりに運転を再開。同時に三陸鉄道へ移管されることになり、久慈~盛(さかり)間163.0kmがひとつの「リアス線」として再出発します。

 バス高速輸送システム(BRT)に転換されたJRの気仙沼線、大船渡線を含め、東日本大震災で不通になった区間は、宮城以北の全てが復旧の予定です。残るは、福島第一原発事故による帰還困難区域が含まれる常磐線の浪江~富岡間のみですが、ここも2019年度末(2020年春)の運転再開が予定されています。

 一方で消えゆく路線もあります。JR北海道の石勝線夕張支線は、4月1日(3月31日限り)で開業から127年の長きにわたる歴史に幕を下ろします。これは平成最後の廃線区間になるとみられ、JR北海道の経営再建に向けた赤字路線の整理、縮小の第一歩。札沼線の北海道医療大学~新十津川間も2020年5月7日(5月6日限り)に廃止の予定です。経営再建計画の進展によっては、さらなる廃線が進められる可能性も十分考えられます。

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コメント

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2件のコメント

  1. 楽しみにしててくれ

  2. 結局、税率アップによる1円単位のIC運賃は関東の一部の私鉄とJR東だけだったんだなぁ。。。
    少子高齢化もあって鉄道も何かと「見直し」が目に付く昨今だが。。。
    特に運転士不足ものしかかるバスが今後どうなるのかが心配でもある。
    積極的に利用したい。