通勤電車は平成にこれだけ変わった! いまでは「当たり前」の座席・設備、いつから?

同じ平成時代でも、その初めと終わりとで通勤電車は大きく変わりました。外観が銀色の車両が普及。車内設備も、座席やバリアフリーに関して、「いまでは当たり前」になっているものが次々と生まれました。

少しずつ広がった座席の幅

 そこで営団地下鉄(現・東京メトロ)は1991(平成3)年以降の新造車から、JRも1993(平成5)年にデビューした209系電車から、座面がくぼんでいる「バケットシート」を採用。縦方向の手すりであるスタンションポールの区切りも加わると、「座席は詰めてお掛かけください」の定員着座マナー放送はすっかり聞かなくなりました。ただバケットシートの座り心地はお世辞にも褒められたものではなく、クッションもない板のような座面でしたが、試行錯誤が重ねられて近年は随分改善されました。

 もうひとつの変化は、座席一人分の幅です。ロングシートの座席幅は、当時430mmが主流でしたが、日本人の体格向上によって「座席が狭い」という声が増えてきたため徐々に広げられていきます。1993(平成5)年デビューの209系や営団地下鉄06系は450mm、2000年代に入ると東急6000系や東京メトロ10000系、JR東日本のE233系は460mmを採用。近年の関西では特急車のシートに匹敵する470mm幅を確保したロングシートも登場しています。

 どの時間帯であれ、できることなら電車は座って利用したいもの。特に始発駅で並んで待っている人からすると、座席の定員数は死活問題です。進行方向に座席が並ぶクロスシートを採用すれば座席数を最大限に増やせますが、通路が狭くなり乗降に時間がかかるため混雑する通勤路線には向きません。

 昭和末から平成初頭にかけて、バブル経済が空前の好景気をもたらし、鉄道利用者数が大幅に増加。輸送力増強によって減少しつつあった混雑率が足踏み、路線によっては悪化してしまったのです。乗降に時間がかかって列車が遅延すると輸送力も減るため、混雑は悪化します。そこで車両側面のドアを増設して乗降できる個所を増やすことで乗降時間を短縮しようというアイデアが登場します。

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新生活に役立つ! 通勤ラッシュの乗り越え方から「座れる列車」「高速バス通勤」まで

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コメント

6件のコメント

  1. JR東の209系(901系)から導入の座席袖仕切も忘れてはいけない。

    これのおかげで座席端着席者とドア脇通称狛犬ポジションとのトラブルが減ったのは良い。

    いっそ網棚の高さまで完全に仕切る方がもっと良いと思えるのだが…

    座席の区分も一人分ずつ小さな衝立を立てて区切ってしまうのはどうか?

  2. 冷房車。

    平成一桁のころは、

    まだ残ってたなぁ。

  3. 横浜線に103系が来た時は嬉しかったな

    しかも高運転台で青と緑の混結に横浜線の看板、東海道の湘南色に混ざるスカ色のグリーン車、マジ五色素麺のような美しさだったなー

    今の列車は優等生だけど昔の列車は土臭さに風景に溶け込む情緒がありましたね

  4. 103系の映像が全て関西だと、少し前まで現役だった点。

    だいだい:大阪環状線、大和路線直通快速

    青緑:東海道線・山陽線普通、阪和線普通

    黄緑:大阪環状線、大和路線、JR奈良線

    奈良線以外の103系はすべて撤退、奈良線の103系は、そろそろ消滅らしいが。

  5. この記事のとおり平成年間の変化は確かに大きいが、103系から209系、つまり前の東京オリンピックから1990年代までの変化は、同じ30年の長さでも、もっと凄まじかったようにも思う。

    E235系を見ても、209系を初めて見た日の衝撃がないのは、歳のせいだけではないと思う。

    バリアフリー対応、あらゆるえへの配慮、合理的で快適になったのは良かったが、くたびれた103系がガタピシ都心を闊歩していた、あの平成前半がただただ懐かしい。

    • すみません。あらゆるへの→あらゆる人への、です。

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