東海道・山陽新幹線「ひかり」その未来は? 「のぞみ」と「こだま」の中間
「ひかり」に100系 「ウエストひかり」「グランドひかり」へ
1985(昭和60)年、「ひかり」に新型車両の100系電車が投入されます。中間に2階建て車両を連結しました。そのうち1両は食堂車、1両はグリーン車でした。筆者は後に1度だけ食堂車を体験しました。食堂車は1階が厨房と通路で2階がテーブル席だったと記憶しています。
1986(昭和61)年、国鉄最後のダイヤ改正で東海道新幹線の最高速度は220km/hに引き上げられました。100系による「ひかり」は東京~新大阪間を最短2時間56分で走りました。スピードアップは航空機に対抗できるようにという、国鉄からJR東海への置き土産かもしれません。しかし、JR東海はさらなる高みを目指します。「スーパーひかり」(後の「のぞみ」)の開発です。
一方、JR西日本は「ひかり」の魅力アップに着手します。山陽新幹線では0系電車の普通車の座席を2+2列にした「ウエストひかり」を運行開始。食堂車「カフエウエスト」、映画会を開催した「ひかりビデオカー」を組み込みました。さらに、2階建て車両(100系)を4両にした「グランドひかり」を新製し、東京~博多間を最速のダイヤで走らせます。このころが「ひかり」でもっとも華やかな時代だったかもしれません。
杉山さん、6ページ目……。
> 2020年に東京~名古屋間でリニア中央新幹線が走ると
まだですまだです!(笑)
ご指摘ありがとうございます。 訂正いたしました。
ありがとうございます。ひかり号の利用者に外国人や高齢者が多いのは、ある意味JR東海/西日本が、そうさせてしまったものではないかと思います。ジャパンレールパス(JRP)やフルムーン夫婦グリーンパス(FMGP)はいずれも利用条件に当てはまれば、日本全国のJRグループ全線が新幹線を含めて特急指定席が乗り放題の反面、のぞみ号(2011年春からは、みずほ号も)運行当初の全席指定の時から、そして2003年秋以降の自由席設置からは、その自由席をも含めて一切利用不可となっているので、こだま号では、それしか停まらない駅で乗り降りする場合を除いて目的地への到着が遅すぎる為、必然的にひかり号(新大阪以西では、さくら号も)に流れるシナリオであります。