空母着艦が「制御された墜落」といわれるワケ わずか2秒で0km/hに 着艦時の衝撃は?

空母に艦載機が着艦するのは、極端に短い滑走距離や強制停止の方法、機体およびパイロットに対する急停止の衝撃などから「制御された墜落」ともいわれ、意外と強引な部分も見られます。

巨大空母の飛行甲板も飛行場としては極小

 空母における飛行機の運用は、一般的に空母から飛び立つ「発艦」よりも、空母に降りる「着艦」の方が難しいといわれます。

Large 20200510 01
原子力空母「ハリー・S・トルーマン」に着艦するFA-18C「ホーネット」戦闘機。機体尾部に垂れ、火花を散らしているのがアレスティングフック(画像:アメリカ海軍)。

 特にV-22「オスプレイ」や「ハリアー」戦闘機などのようなVTOL(垂直離着陸)機ではない通常の艦載機の場合は、洋上で揺れ動いている空母の飛行甲板にピンポイントで降り、短距離で止まらなければならないため、難易度はVTOL機やヘリコプターとは段違いといえるでしょう。アメリカ海軍の空母を例に、空母側の着艦専用装備について見ていきます。

 アメリカやフランスなどの現用空母は、「アングルドデッキ」と呼ばれる斜め甲板を備えています。これがあることで、空母の飛行甲板では発艦作業中であっても艦載機の着艦収容ができ、発艦と着艦を同時並行で行えるようになっています。

 また着艦に際して、飛行甲板の脇には、艦載機パイロットが正しく着艦コースをとれるように緑と赤、オレンジのライトからなる光学着艦支援装置、通称「OLS」が備わっています。これは艦載機パイロットから見たとき、中央のオレンジ色のライトと左右の緑色のライトが横一列に並んでいれば、着艦コースに正しく進入しているという指標になるものです。

【写真】おっとっと… 片脚で着艦するF-14「トムキャット」

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  5. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開