空自「ブルーインパルス」後継機バトル、どうアピールすべき? スペックだけじゃない「露出戦略」とは
航空自衛隊の「ブルーインパルス」にも使われているT-4練習機の後継機開発はどこが受注するか競争の状態に入っています。そのようななか三菱重工は、同チームを連想させる取り組みをし、アピールをしている模様です。
だいぶザワついてきた「T-4後継機」事情
そして、T-4後継機はここへきて騒がしくなっています。2024年4月の日米首脳会談では両国による共同開発へ作業部会の設置が報じられました。一方、5月に千葉県の幕張メッセで開かれた「DSEI Japan 2025」では伊・レオナルドがM346練習機を積極的にアピールし、かつて航空自衛隊のT-2超音速練習機の主契約社だった三菱重工もコンセプトモデルを展示しています。
競争状態にあるともいえる状況で、アピールの効果を高めるのは、「ブルーインパルスの後継機にもなるかも」と想像を誘うことと筆者は考えています。実際、三菱が展示したモデルは、白地と青色の塗装面積の比率がブルーインパルスを彷彿させなくもありませんでした。
GCAP(次期戦闘機)も見据え、それを使いこなすパイロットを育てるだけにT-4後継機は高度な教育性能が欠かせません。ハイテク練習機の受注へ各社のアピールが過熱すれば、ブルーインパルスカラーの完成イメージ図や模型もまた登場するかもしれません。
コメント