デカければ良いワケじゃない! 米空軍の次期空中給油機候補、KC-46の“半分サイズ”で未整備地もOK 今後のトレンド!?
ブラジルの航空機メーカー、エンブラエルが、米空軍の新たな運用構想を見据え、自社の軍用戦術輸送機KC-390「ミレニアム」をベースにしたブーム式の中型戦術タンカーの開発・提案を進めています。
弾道ミサイルによって撃破された空中給油機
2026年2月末にアメリカとイスラエルが「エピック・フューリー作戦」を発動し、イランへの攻撃を開始しました。
イラン側は反撃として、弾道ミサイルや巡航ミサイル、自爆型ドローンを使った攻撃を周辺諸国に行なっており、サウジアラビアの中部にあるプリンス・スルタン空軍基地では、なんと基地内に駐機していたアメリカ空軍の5機のKC-135が損傷(E-3 AWACSも損傷)するという深刻な被害を受けたのです。
弾道ミサイルや巡航ミサイルの能力向上によって、後方戦場の観念が曖昧になっています。自軍や友軍が固める防空網の外から攻撃可能な「スタンドオフ兵器」の普及により、戦闘地域から遠く離れた基地であっても安全地帯ではなくなりつつあり、同様の戦力は太平洋地域において潜在的な軍事的脅威である中国や北朝鮮も多数保有しています。
アメリカ空軍では航空兵力を特定の大型基地から運用するのではなく、複数の小規模拠点へ分散運用させるACE(Agile Combat Employment:迅速戦闘展開)という運用構想を進めています。
これは戦闘機や支援機をひとつの空軍基地から出撃させるのではなく、分散して複数の小規模空港などに配備することで、弾道ミサイル等の攻撃からの生存性を高める狙いがあるのです。
ACEにおいては、戦闘機はともかく、従来の大型の空中給油機では運用できる空港が限られてしまうため、そこにKC-390のような中型戦術輸送機ベースの空中給油機のニーズが生まれるのです。





機体サイズが小さい事でより小規模な飛行場に展開出来るのは良いとして、機体サイズが小さい分導入数を増やすと、乗員も増やさにゃいかんのがネガ要素かな?