デカければ良いワケじゃない! 米空軍の次期空中給油機候補、KC-46の“半分サイズ”で未整備地もOK 今後のトレンド!?
ブラジルの航空機メーカー、エンブラエルが、米空軍の新たな運用構想を見据え、自社の軍用戦術輸送機KC-390「ミレニアム」をベースにしたブーム式の中型戦術タンカーの開発・提案を進めています。
中型戦術タンカーのメリットは?
KC-390の強みは、最大離陸重量約87tという比較的コンパクトな機体サイズにより、従来のKC-46やA330 MRTTでは運用が難しい中小規模の飛行場にも進出しやすく、短い滑走路や島しょ部の前進拠点での運用にも適しています。
米空軍が進めるACEでは、戦闘機だけでなく、それを支える燃料補給網の分散も不可欠です。大型タンカーを後方基地に置きつつ、KC-390のような中型給油機を前方の小規模拠点へ展開させることで、戦闘機の継戦能力と生存性を両立させることができるのです。
今回のイラン危機で空中給油機そのものが攻撃対象となったことは、従来の「大型基地集中型」の運用に限界があることを示しました。
KC-390のブーム式空中給油機構想は、単なる新型機の開発ではなく、ミサイルや無人機による長距離打撃能力が普及した時代に対応する新しい航空戦のあり方を象徴する存在といえます。大型空中給油機を後方に置き、KC-390のような中型空中給油機を前線へ分散展開する発想は、今後の米空軍のACE構想においても有力な選択肢として浮上する可能性があります。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





機体サイズが小さい事でより小規模な飛行場に展開出来るのは良いとして、機体サイズが小さい分導入数を増やすと、乗員も増やさにゃいかんのがネガ要素かな?