アメリカ本土に核爆弾が落ちた! 60年以上前に起きた信じられないミス「犯人は空軍大尉」
1958年、アメリカ本土の住宅地に米軍の核爆弾が落下する前代未聞の事故が発生しました。なぜ自国に核が落ちたのか? 爆撃機B-47の機内で起きた信じられないミスと、現在も残るクレーターの歴史に迫ります。
爆弾倉での致命的なミス
離陸して30分も経たないうちに、コックピットで爆弾倉に異常があると知らせる警告音が鳴りました。
B-47は、機長と副操縦士がキャノピーに覆われた操縦席で前後に並ぶという、戦闘機のようなタンデム配置のコックピットを採用しており、飛行中は操縦席を離れることができません。機長のコーラー大尉は、コックピットより一段下の機首部分に陣取っているクルカ大尉に、爆弾倉の点検を指示します。
クルカ大尉は狭い通路を通り、問題の爆弾倉に到達しました。そこで目に入ったのは、装架装置に固定するピンが抜けているマーク6核爆弾の姿でした。とても危険な状態です。
爆弾倉の中を12分ほど調べた末に、クルカ大尉は固定ピンが爆弾の上にある装架装置の上にあるはずだと気づきましたが、身長が足りずそのままでは爆弾の上方を確認するのは困難でした。そこで、上がよく見えるように爆弾倉の内部を登ろうと試みますが、このとき誤って「非常投下レバー」に手をかけてしまったのです。
非常投下レバーは、爆弾が何らかの原因で投下されなかった場合に、機上での起爆を避けるため強制的に爆弾を落とすための緊急用装置です。意図せず非常投下レバーを引いてしまった結果、総重量4t弱のマーク6核爆弾は装架装置を離れて落下し、その自重で爆弾倉のドアをこじ開け、地上へと落下していきました。
クルカ大尉も爆弾と一緒に地上へ落下する危険にさらされましたが、なんとか機内の部品に掴まり、安全な場所へ戻ることができました。





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