方向幕やバスカードも過去のものに? いまや珍しいバスの設備【路線バス編】(写真14枚)

日本の路線バスは、乗りやすさ、わかりやすさを向上させるべく日々進化し続けています。「ノンステップ化」「ICカード」「カラーLED行先表示」などの普及が進んだ一方で、数を減らし、いまや珍しい存在となったサービスや設備もあります。

【番外】乗れたらラッキー!? 絶滅危惧種「モノコックバス」とは

 現在、街中を走るバスを眺めてみると、角張ったスタイリッシュなデザインのバスばかりが目につきます。これらのバスは「スケルトンバス」と呼ばれ、現在のバスのデザインの主流ですが、かつては丸みを帯びて頑丈にみえる「モノコックバス」が主流でした。現在はほぼ見かけることがありませんが、それでも日本では数台ほど現役で活躍しています。

 現役の路線バスとして活躍しているのは、士別軌道(北海道士別市)と沖縄バス(那覇市)、東陽バス(沖縄県南城市、現在長期運休中)、伊予鉄南予バス(愛媛県八幡浜市、不定期運行)の4社。このほかに、弘南バス(青森県弘前市)が貸切車として、熊本バス(熊本県熊本市)が動態保存車として在籍しています。

 愛らしい姿を見るために全国各地からバスファンが訪れる一方で、修理に必要な部品の確保が次第に難しくなっており、活躍できる期間も残りわずかと考えられます。乗りに行くのであれば、できるだけ早いうちに訪れた方がよいかもしれません。

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士別軌道のモノコックバス。現在も定期運行されている(須田浩司撮影)。

 以上、「今では珍しい」「数を減らしている」バスのサービス・設備の中から、おもなものを紹介しましたが、装備品やサービスを細かく見ていくと、「そういえばあったよね」というものがまだまだ出てくるかもしれませんね。

【了】

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【バス】車両やシートも多彩な路線バスや観光バス その乗り方、楽しみ方

Writer:

自称「高速バスアドバイザー」。運行管理者資格所有。高速バス乗車1100回以上。 紙原稿・ネット原稿・同人誌・ブログなどを通じてバス・鉄道を中心とした 「乗りもの旅」の素晴らしさを伝える活動を行う。北海道在住。

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コメント

8件のコメント

  1. 乗車カード、ICカード化されると同時にプレミアや割引がなくなるという、うれしくない傾向も。

    磁気カードは他に栃木や群馬、島根でも県域統一のカードもあるし、まだまだ続くのではないだろうか。

    「トラフィカ」や「回数カード」も必須カード。無くなられては困る。

    • 例えば奈良交通「CI-CA」や阪急バス・阪神バス「hanica」、バスじゃないけど嵐電「らんでんカード」みたくICOCAやPiTaPaはじめ、全国のICカードが使えるけど「独自の味付け」をした(そこしか使えない)ICカードは普通に出てますし、それどころか京阪バスでは所有者のPiTaPaどころかICOCAにすら「今日は乗り放題で使いたいねん」と申告すると運転手さんが「よっしゃ分かったで」と1dayチケット乗っけたり(1day分の大人650円はあらかじめチャージされてる必要あります念の為)、京阪バスグループだと登録しとくと路線バスにICOCAにポイントサービスくっつけてみたり(普通運賃で10回乗ると次の1回分タダ)とやる気のある事業者さんはその辺は普通にやってますよ。

    • コメントありがとうございます。

      おっしゃられているこれらのバス会社は「やる気がある」というよりも「サービス維持」であり、維持できる経営力・輸送需要があるから実現できているのかなと思います。ICカード化、もしくはシステム更新されると同時に割引が廃止になり、微々たる率の「ポイント」になったところは、余力がなく経営が大変であると予測できるので、仕方のないことなのかもしれません。

  2. 懐かしいな、私が修学旅行で乗ったのが日野RC320ターボ

    過給音ギンギンの縦6ターボ、同じ貸しきり使用に用いた日野RV(EF300型又はEF500型?)のV8型を搭載した型より出力は劣るものの実に打たれ強いエンジンでありました。

    エアロスターの初期のノンステはエンジンが左寄りに搭載されていた記憶がありますが、同時期に他社はエンジンを寝かせたり横置きにして対角線状にドライブシャフトとデフを繋いだりした中で、私は逆に縦置きでノンステを実現した三菱の技術に注目してました。

    巻き取り式の方向幕と言えば東海700系のC編成くらいしか思い浮かべなくなってしまいました。

  3. >方向幕もレア物に…

    その一方で無くなる気配すらない

    コピー用紙の行先表示(笑)

    それはさておいて、

    京都市バスは30年度新車から

    フルカラーLEDに仕様変更しますよ。

    在来車の改造が有るか無いのかは不明ですが。

    バスで消えたと言えば、

    ワンマン・ツーマン兼用車や

    キャブオーバーとセンターアンダーフロアエンジンかな?

    ツーマン車は保存車で残ってるけど、

    兼用となると???

    エンジンもボンネットは残ってますし、

    リアエンジンは今の主流。

    それ以外は???

    • 同じリヤエンジンでもトランスファーを用いてシャフトをUターンさせた日野RBと初代リエッセも霞むようにしか見なくなってしまった。

      何やら路線には就けない法の縛りができたとかで?

      ただねー、MTだとクラッチが辛くてね

      センターエンジンならギリギリにレインボウの日野CHかメルファ型なら地方で見るけど初代のW06エンジンは非力でね~後にH07からJ08へと進化したけど実用トルクはリエッセや現ポンチョのJ05が元気だったりするわけね

      ボンネットならいすゞBXDが各地で拝めるけど実はその間に隠れた名車なんて数えきれんくらいあるわけよね

  4. バスの方向幕も昭和55年頃から大型化され、スケルトンボディ普及する昭和58年頃までの数年だけだったけど前面の雰囲気がかなり違ってましたなあ。

    川崎車体製の昭和40年代後半のリヤウインドウが2枚連続ガラス構成で屋根近くまでの大きな窓だったけど、夜間の回送で走ってると後続車はどんな感じだったのだろうか。

  5. 方向膜、昭和30年代後半まで、布製で筆文字(手書き)んですよね。

    ICカードはいいんですが、割引が全くなくなってしまったのは残念です。

    バス会社としては、「IC金額式定期券」へ誘導したいようですが、いくつかのバス会社を乗り継いで移動する場合、それぞれの会社の「IC金額式定期券」を用意しなければならず、割引率から考えると、かつてあった関東近辺5,000円で購入した共通カードで5,750円利用できる物がありがたかった。

    カードの印刷コストや販売・集計の手間がないのだから、Suica・Pasmoの利用でも、以前のように一定の利用金額忍耐して、割引またはプレミアをつける様なサービスを行ってほしいです。

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