大塚圭一郎(共同通信社経済部次長・鉄旅オブザイヤー審査員)の記事一覧
Writer: 大塚圭一郎(共同通信社経済部次長・鉄旅オブザイヤー審査員)
1973年、東京都生まれ。97年に国立東京外国語大学フランス語学科卒、共同通信社に入社。ニューヨーク支局特派員、ワシントン支局次長を歴任し、アメリカに通算10年間住んだ。「乗りもの」ならば国内外のあらゆるものに関心を持つ。VIA鉄道カナダの愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。
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近鉄が目指す「夢の“二刀流”直通列車」実はもう走ってる!? 日系メーカー開発 米の“新幹線より複雑“な電車とは
近鉄が2つの異なる集電方式に対応した「二刀流電車」の開発を検討しており、登場後は脚光を浴びそうです。実は同様の車両は、日系メーカーの手で作られ、海外ですでに走っています。
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偽トヨタに偽シビック、偽アウディ…アメリカで“珍車”が増殖中!? 「偽装」余儀なくされるオーナーたち
「TOYOTA」と書かれた一風変わった外観のピックアップトラックや、ガソリン車なのにフロントグリルがないホンダ・シビックなどの“珍車”がアメリカで増殖中。これらは違法なコピー品というわけではなく、その車種に“なりすまして”いるのです。
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「ゆりかもめ」と自国の地下鉄を区別できない!? 米運輸長官の“取り違え”動画に批判 失礼千万な動画の「狙い」とは
アメリカの運輸長官がニューヨーク地下鉄を舌鋒鋭く批判する動画に、東京の新交通システム「ゆりかもめ」が登場し、物議を醸しています。動画で発したメッセージには、背景にある政党対立が潜んでいました。
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「バスセンターのカレー」に挑戦状!? 「フェリーターミナルのラーメン」を超有名店監修でフェリー会社が作っちゃったワケ
フェリー運航会社の佐渡汽船が超有名店とタッグを組み、オリジナルのラーメンを開発しました。佐渡の食材をふんだんに使った逸品で、新潟名物「バスセンターのカレー」に追随する意気込みです。フェリーの会社がラーメン、一体なぜでしょうか。
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赤字ローカル線に“起死回生の大型投資!”→あっさり「廃線」なぜ!? 熱狂の時代の跡を歩く
赤字ローカル線のてこ入れ策としてよく浮上するアイデアが観光列車の運行です。ところが導入しても鳴かず飛ばずで、2年あまりで廃線になった鉄道もあります。観光列車は決して“万能薬”ではないと語りかけるような遺構を訪ねました。
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日本屈指の「海に近い新駅」開業に水差す“縄張り争い” 「バス停移設して」勧告むなしくポツンとそのまま どうしてこうなった?
鹿児島市内に新駅「仙巌園」が開業しました。日本屈指ともいえる「海に近い駅」ですが、プラットホームからの美しい景色とは対照的に、駅前での“縄張り争い”が祝福ムードに水を差す事態となっています。
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「伝説のドア」を備えた国鉄気動車がJRから引退した“裏事情”とは? もうすぐ還暦 国内唯一の現役車両
車体外側に備えた「外吊りドア」がユニークな旧国鉄の気動車キハ30。その唯一の乗れる車両が、岡山県で健在です。“還暦”間近となったこの車両が、JR東日本から岡山のローカル鉄道にやってきたのには“裏の事情”がありました。
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「赤字の鉄道は民営化しろ!」←どっかで聞いた話だぞ? “政商”イーロン・マスク氏の提案が効果的でない理由 のめば“劇薬”
トランプ政権で要職を務めるイーロン・マスク氏が、アメリカの郵政や鉄道の民営化を訴えました。18年前と38年前の日本で起きた出来事と似通う部分がありますが、効果はあるのでしょうか。
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特急の「半個室席」復権? 個室の時代にあえて“セミコンパートメント” 新型やくもで“狙い通り”人気爆発した理由とは
「普通の座席以上、個室以下」という位置づけの半個室空間「セミコンパートメント」が、JR西日本の特急「やくも」の新型車両に設置され、人気が沸騰中です。中途半端との受け止めもある“半個室”ですが、デザイナーに導入理由を尋ねると納得でした。
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「黒字だけど廃線」いまや“ドル箱路線”に 地域のバス最大手が“鉄道をやめた”ワケ
赤字ローカル線の存廃が取りざたされることはよくありますが、現在の岡山市では利用者数が堅調だった鉄道の「黒字路線」が廃止されました。一体、なぜでしょうか。バスに転換されたその路線は、今やグループの屋台骨となっています。