「国鉄復活」すべきなのか 「インフラは国で維持」の声多い令和時代 カギは国益にかなうか

JR北海道や四国に加え、コロナ禍を経て地方ローカル線を抱えるJR上場4社も厳しい経営を強いられています。するとしばしば聞かれるのが「JRの再国有化」です。国が面倒を見れば、この窮地を脱することができるのでしょうか。

財政難でも設備投資… それがもたらした“恩恵”とは

 あまり知られていませんが、戦前の国有鉄道も帝国鉄道会計法が定める鉄道会計に基づいた独立会計で運営されていました。戦後の「日本国有鉄道(国鉄)」についても毎年、政府から多額の補助金を受け取っていた印象がありますが、それは経営が行き詰った1980年代の話であり、元々は独立採算で新線建設および改良を行っていました。

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鉄道建設公団は主として新線建設を担った(画像:写真AC)。

 では独立採算の枠を守っていたら問題は起きなかったのでしょうか。国鉄は1964(昭和39)年に初めて赤字に転落した後も、幹線、通勤路線の輸送力増強など莫大な設備投資を継続し、これが財政悪化の原因となりました。

 しかし、これらの投資がなかったら鉄道は斜陽産業となり、公共的な役割を果たせなくなっていたことでしょう。国鉄に様々な問題があったのは事実ですが、現代の私たちの生活の礎を築いたことは間違いありません。

 先述の例では、国鉄の赤字より国全体の利益が大きければ差し引きプラスになるはずです。田中角栄は「国鉄が赤字であったとしても、国鉄は採算とは別に大きな使命を持っている」として、赤字ローカル線の廃止は赤字額以上の国家的損失につながると主張しました。

 結果的に赤字路線を多々生み出した彼の業績については賛否が分かれますが、鉄道国有論としては筋の通った主張だったといえるでしょう。しかし彼の主導で設立した鉄道建設公団は新線建設を担うのみであり、政府や自治体も独立採算を口実に、国鉄へ十分な支援をしませんでした。単に国鉄を復活させるだけでは当時の二の舞となってしまうでしょう。

【うわ…】地図が赤字ローカル線の現状です

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コメント

4件のコメント

  1. バス🚌運転士が不足している中で鉄道廃止とかさらに、バス事業者にさらなる困惑と負担をかけるだけだろ。そういう認識をもっと持てよ。

  2. 少なくとも分割は止めるべき 全国一体で運営して、地方のローカル線を支えるべきである

    軍事に50兆円近くもポンと出せるなら、国鉄の累積赤字も50兆程度であったが、これはJRまで23年掛かったものであり、単純に比較できないだろう

    地方路線を支える為に過去グリーン車に課されていた通行税を復活させるのも手である グリーン車を利用出来る富裕層やそれに準じる層なら不満も多くは出ないだろう 国鉄末期にあったような盲腸線の赤字ローカル線まで維持してとは言わないが、もうそういった路線は粗無くなっている

    それから、鉄道の利用方法だが、地方路線を旅客輸送だけで維持するのは無理がある、荷物等様々な列車種別を国鉄時代のように復活させるべきである トラックドライバーが不足している折、長距離の鉄道輸送は有用であり、末端部分を従来の輸送業者に加えて、タクシーや路線・コミュニティバスを活用すべきである また鉄道は自動運転等省力化と相性の良い輸送手段であり、人手不足や安全性向上に有用であり、地方路線の様々な部分でDX化を進めるべきである

    また今の鉄道に乗ってみたい魅力が無いのも問題である 新幹線と地方のローカル線を乗り換えて観光地に行きたいとは思えないのが私の心境である やはり在来線の魅力ある車両でゆったりと時間を掛けて観光地に行ってみたいのである 寝台車や食堂車連結してあった列車に魅力を感じるのであって、新幹線のように短時間でビジネスライクな列車では旅情が出ないのであって、やはり旅行には雰囲気が重要である ここで重要なのが高額なクルーズトレインも結構だが、やはり時刻表に載っていて地方都市まで乗り換えなしの列車で誰でも利用し易い、過去の寝台特急や在来線の列車も必要ではないか 価格も誰でも利用できる手頃な価格である

    ここで最初に言った分割が全国の地方都市を結ぶ列車の設定が難しくなるから、少なくとも分割は止めるべきというものである 兎に角今のJRの形態では早晩行き詰るというか既に行き詰っており、早々に今のJRの形態を見直すべきである

    因みにドイツは日本よりやや狭い国土面積でありながら、ドイツ鉄道の営業距離は36000キロと18000キロのJRグループの倍であり、人口もドイツは日本より少ないにも拘らずであることを考えると、日本も全国一体の運営を考えるべきであり、日本みたいな狭い国土で何故分割民営化したのか疑問が甚だしいのであるし、ドイツに出来て日本に出来ない理由は無いと考えるものである

  3. たとえ悪法でも法は法、分割民営化は国民の審判を得てるんやから(’86年の衆参w選挙)、

    で、これに基づいて分割民営化がなされ、すでに4社の株が世に流れとるんやし。

    日本は法治国家、どこやらの国際法をも無視する情治国家では困る!

    詐欺と選挙は騙されたほうの負け!

    どうしても国有化とほざくなら、そういう連中で金主探して資金調達して、株買い取って

    国に寄贈したらええねん!

    それと本州3社は間接的に北海道・四国に金まわしとるねん。’91年に新幹線の施設を買い取った金、

    独法が握っとるんやが、債券握らせて配当金ちゅう名目で回っとる。ま、額は知れとるけどね。

    現状維持でよろしい、ただ地獄の沙汰も...ちゅう別ルートがあるでちゅうスタンスでええ。

    無論国債なんか論外、減らさな待っているのはギリシャ、アルゼンチンの後追い、デフォルト大会や。

    惜しまれるのは汐留の売却に待ったをかけたこと、とっととリリースしたらよかったのに。

  4. 北海道だけの税収で、北海道の全道路を整備するのは不可能です。

    鉄道も、国道と、道道に相当する路線は、北海道以外の税収を使うのが良いでしょう。

    民間の企業であれば、貨物列車の走行で支払う線路使用料は、内訳が不透明になるでしょう。

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