阪神高速も「上限料金引き上げ」必要? 首都高の“1320円→1950円化”に続くのか 現料金に“不公平感”

やっぱり深夜割引も?

 2020年には6号大和川線が開通し、都心を迂回する経路の選択肢が増加。阪神高速道路はこれを機に、都心部で長期の通行止めを伴うリニューアル工事を進めているほか、今後は2号淀川左岸線の延伸など、迂回ルートの選択肢がさらに増える見込みです。そうしたなかで、「適正な経路選択の実現の観点からも改善が必要」とされています。

 また、首都高では上限料金引き上げと同時に深夜割引も新設されましたが、阪神高速でも「夜間等には交通量には十分な余裕」があるとしています。こちらも合わせて検討されると見られます。

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阪神高速の現状の上限料金は1320円(乗りものニュース編集部撮影)。

 部会では各団体のヒアリング内容も提示されていますが、関西経済連合会は「既に整備済みの環状道路を有効に活用して都心部の交通混雑を緩和させるため、迂回利用割引制度の導入が必要」「阪神高速の利用料金改定にあたっては、首都高速の料金改定時に採用されたものと同様の割引制度の導入・拡充が必要」と述べています。

 これら内容は、首都高の上限料金引き上げの際にも同様の課題が指摘され、議論がなされています。阪神高速の上限料金引き上げも、規定路線なのでしょうか。

【了】

【一理ある?】阪神高速の料金の“不公平感”とは?(画像)

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