「もう実機じゃないか!」かつてない完成度のF-104“マルヨン”キットが愛知のプラモデルメーカーから公開される

プラモデルメーカーのファインモールドは2025年10月3日、公式YouTubeを更新し、「第63回 全日本模型ホビーショー」に出展予定の新製品1/72スケール F-104「栄光」キットの見どころを公開しました。

常識を覆すパーツ分割と完成度!

 プラモデルメーカーのファインモールドは2025年10月3日、公式YouTubeチャンネルを更新し、「第63回 全日本模型ホビーショー」に出展予定の新製品、1/72スケール F-104「栄光」キットの見どころを公開しました。

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「栄光」の愛称で呼ばれた航空自衛隊のF-104。“マルヨン”の非公式愛称もある(画像:航空自衛隊)

 本製品は、航空自衛隊の創設期を支えたF-86Fの後継機として採用されたF-104J戦闘機を、新規金型でキット化したものです。

 最大の特徴は、実機と同様に機体後部の着脱が可能である点です。これにより、従来のキットでは難しかった、エンジン部を露出した状態での展示にも対応できます。

 さらに胴体の構造は、従来のように上下または左右で挟み込む“モナカ構造”ではなく、パネルラインに沿って分割しつつ、後部は一体成形を採用することで、ストレスなく美しい仕上がりが実現できる設計となっています。

 このようなパーツ分割により、左右・上下接合で生じやすい目立つ合わせ目が出にくくなっています。こうした試みは、2024年末に発売された「1/48 帝国海軍 零式艦上戦闘機五二型(三菱製・中期型)」にも共通しており、従来の戦闘機プラモデルにはなかった、塗装のしやすさとリアリティの両立が図られています。

 公開された動画の中で、ファインモールド代表の鈴木邦宏氏は「飛行機は(構造上の)彫刻が多くて、その彫刻が消えてしまうのが致命的だと思っていました。昔はこうした分割はできませんでしたが、今はデジタル技術によって可能になっています」と語りました。従来でもフライス盤による加工は不可能ではなかったものの、プラモデルに用いる技術としては現実的ではなかったようです。

 また、F-104「栄光」をこの完成度で製品化するに至った理由について、鈴木氏は「従来から他社さんに良いキットがある中で、当社が作るからには別のアプローチを示す必要がありました」とコメント。今回のキットは、同社としての新しい組み立て方の提案であり、それが設計と製造の要だったと説明しています。

 なお、「全日本模型ホビーショー」は、2025年10月17日から19日まで(17日は業者招待日)、東京ビッグサイトで開催される予定です。

【画像】い、異次元のクオリティ…、開発中のファインモールド製F-104

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