カレーばっかじゃない! 海自自慢の「激ウマ献立」でも “絶品は護衛艦以外にあり” どういうこと?

海自メシといえば「金曜カレー」が有名ですが、実は乗員が密かに愛する絶品メニューがまだまだあります。しかも本当に美味なのは護衛艦ではなく潜水艦だとか。知られざる海自メシの世界に迫ります。

最も美味しい艦メシ出すのは水面下にあり!

 とはいえ、護衛艦を超える美味しさと評判なのが潜水艦のご飯です! 潜水艦は娯楽がかなり限られるため、食事は大切なリフレッシュ時間。なので潜水艦の給養員は腕自慢が揃っています。

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京都府舞鶴市にある海上自衛隊第4術科学校での調理実習の風景(画像:海上自衛隊)。

 潜水艦の中はとても狭くて、食材の収納にも一工夫が必要になります。たとえば痛みにくい根菜類は食堂の椅子に収納するなど、少しでも新鮮な食材をたくさん搭載できるよう工夫しているそうです。

 ちなみに、潜水艦は隠密性が何より大事なので、食事の時に使われる金属のプレートも音が出にくい樹脂製の食器を利用しているとか。

 ちなみに、余談ですが夫のやこさんは、所属している護衛艦のご飯が美味しすぎて気づいたら体重が増えてしまい、現在必死にダイエット中です。うっかり増量してしまうほど「艦メシ」は危険で魅力的な存在。とはいえ、これは海自のご飯がそれだけ愛されている証拠でもあるんです。

 洋上生活では「食事」が最大の楽しみ。栄養バランスだけでなく、心身ともに元気になる源が「艦メシ」というわけです。一部のメニューは公式HPでレシピが公開されていて、家庭でも挑戦できるようになっています。

 普段の食卓に「艦メシ」を取り入れてみれば、ちょっとした航海気分を味わえるはず。カレーだけじゃない、多彩な海自のご飯事情を知れば、「自衛隊の食事=カレー」というイメージも大きく変わるかもしれませんね。やこさんが日々熱く語る海自の力めし。妻である私も負けていられません。

【マンガを読む】さすがに真似できない!「サントノーレ???」を出す自衛艦とは

Writer:

漫画家・デザイナー。夫のやこさん、娘のみーちゃんと暮らすのんきなオタク。海自にはまってからあれよあれよと人生が変わってしまった。著書「海自オタがうっかり『中の人』と結婚した件。(秀和システム)」「北海道民のオキテ(KADOKAWA中経出版)」各シリーズ発売中。

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