旅客機の「弱点」じつは窓だった!? 開発進む「窓なし機」メリット多数の理由とは

飛行機の窓から見える景色は、旅の楽しみのひとつでもありますが、将来その窓が消えるかもしれません。実は窓は機体にとっての「弱点」。窓を減らした方が、飛行機にとってメリットが大きいのです。将来はどうなるのでしょうか。

窓なくして燃費60%削減したビジネスジェットの衝撃

 この「窓を減らす」というアプローチが、いよいよ現実味を帯びてきました。

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ついに飛行機の窓がなくなる?!(画像:写真AC)

 アメリカのスタートアップ企業、オットー・エアロスペース社は、層流空力を徹底追求したビジネスジェット機「ファントム3500」の開発計画を発表しています。同機は客室窓がない滑らかな胴体形状による高効率機として注目されています。

 なお、メーカーでは層流を維持しやすい胴体形状やカーボン複合材の採用などにより、同等クラスのビジネスジェットと比べて燃料消費を最大60%削減できると説明しています。ちなみに計画では、初飛行は2027年ごろ、運用開始は2030年ごろを目標に据えています。

 一方、窓がない代わりに、客室の壁にディスプレイを貼り付ける構想もあります。

 外側に設置されたカメラの映像をリアルタイムで映し出す“バーチャル窓”によって、これまでの小さな窓では味わえなかった大パノラマの絶景を楽しむことができるのです。エミレーツ航空のファーストクラスなどではすでに一部で導入されています。

 もちろん、密閉された空間への不安や、緊急時に外を直接目視する必要があるという安全上の課題も残っています。

 それでも、窓を「見るもの」から「映すもの」へ変えることで、飛行機はより環境に優しく、自由な空間へと進化しようとしています。

【画像】これが窓がないジェット機「ファントム3500」です

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