• 2018.03.09
• 杉山淳一（鉄道ライター）

• 1
• 
• ツイート
• お気に入り

浅野川線と石川線、改造するなら…

　金沢駅の北側へ行ってみましょう。北陸鉄道の浅野川線です。全線単線で、12の駅があります。すれ違いができる駅は三ツ屋駅のみ。運行間隔は最短で22分です。都市近郊の鉄道路線としてはちょっと寂しい感じですね。すれ違い可能な駅を増やせば、運行本数を倍にできそうです。候補は上諸江駅、蚊爪駅あたりでしょうか。ゲームで実験すると、さらに町が発展するかもしれません。

　浅野川線はかつて、内灘よりもさらに海側の粟ヶ崎海岸駅に達していました。1929（昭和4）年に乗客減少のため廃止されたそうです。もしいまも残っていたらどうなったでしょうか。現在はゴルフクラブ、温泉付き宿泊施設、ショッピングモールがあります。ゲームでもう一度伸ばしてみましょうか。浅野川線を大改造して大発展。おもしろそうです。

　北陸鉄道石川線は野町～鶴来間の13.8km。全線単線で、すれ違い可能な駅は新西金沢、額住宅前、道法寺です。このうち、マップに再現できた区間は野町駅から新西金沢駅の先までとなりました。単線でマップ外へ接続しますので、ダイヤを設定する場合は、マップ外へ出た列車が戻るタイミングを新西金沢駅で調整しましょう。

　北陸鉄道の新西金沢駅と、JR北陸本線の西金沢駅は近くにあります。かつては線路がつながっていたそうですが、現在は北陸新幹線の線路が遮る形になっています。石川線はいろいろな遊び方がありそうです。北陸本線の線路につないで金沢駅に乗り入れる、あるいは野町駅から地下鉄として延伸して浅野川線につなぐと、北陸鉄道としては一体的な運行ができそうです。現実にはふたつの路線の架線電圧が異なるため難しそうですが、ゲームなら簡単ですね。