高速道路「初見殺しのJCT」5選 長~いランプに複雑分岐 車線移動はお早めに

「複雑にできなかったJCT」に苦心の跡

 ちなみに、路線規模からすれば「いくつものランプが重なる複雑なJCT」になるであろうところ、用地の関係から、それが実現できなかったJCTもあります。外環道と首都高5号池袋線およびS5埼玉大宮線が交わる美女木JCTがそのひとつです。

 このJCTは「信号があるJCT」として知られます。外環道と首都高の各方向を交互につなぐランプをいくつもつくるのではなく、高架上に平面交差の十字路をつくり、これを一般道の交差点と同じように信号で制御することで、相互の行き来を可能にしたわけです。

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信号がある美女木JCT(乗りものニュース編集部撮影)。

 このJCTがある場所は、地下に新大宮バイパス(国道17号)のアンダーパス、地上に新大宮バイパスと国道298号の平面交差、その上に外環道本線、美女木JCTの平面交差、首都高本線の順で高架橋が重なり合う5層構造となっており、用地の制約に苦心したことがうかがえます。

 JCT自体はそれほど複雑ではないものの、「高速道路上での信号待ち」に、初めての人は面食らってしまうかもしれません。

【了】

【画像】各JCTの構造 ルート案内で複雑JCTを紐解く!

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コメント

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2件のコメント

  1. 大山崎JCT、更に面倒なことに正確に言うと、京滋バイパスの久御山淀ICから大山崎JCTの間は「名神高速大山崎支線(中央自動車道西宮線)」という……。ちなみに瀬田東JCT~大山崎JCTはどちらを走っても「名神の料金で計算されるよ」な区間。

  2. 大山崎なんかは急に新たな車線が増えて分岐、なんてパターンもある。時々通ってもドキドキする。
    仮に間違った場合でも、間違った一つ先に限って、料金所で申告しなくても戻れるようにするとかしていただきたい。