総延長288キロ「対面通行だらけな高速道路の4車線化」が加速! 完成すれば“鉄道に打撃”か 現地で見た進捗
NEXCO東日本が道東道の占冠IC~十勝清水IC間の4車線化を進めています。完成すれば道央と十勝がよりスムーズに結ばれますが、競合するJR北海道には逆風となるかもしれません。
「PA移設でパワーアップ」進む大規模工事
この4車線化の事業は2019年3月から順次着手され、2025年11月にはトマムIC〜十勝清水IC間のうち、十勝清水ICに近い約4kmの区間が供用されています。これより西側については、以前から追越車線が用意されていたため、十勝清水IC側のほぼ8kmで4車線となっています。
なお、これを機に同区間だけでなく既存の4車線箇所も、最高速度が70km/hから100km/hへ引き上げられました。
では残る区間の状況はどうなっているのでしょうか。2026年6月、実際に現地に行き、占冠ICから十勝清水IC間を走ってみました。
占冠ICのある「占冠村」は、人口1500人ほどの小さな村です。ただ、豊かな自然に恵まれていること、そして「富良野〜日高」「夕張〜帯広」という“観光の十字路”に位置することから、近年、多くの観光客が来訪しています。
町のほぼ中心にある「道の駅 自然体感しむかっぷ」も、そうした観光客や、本格的なSAのない道東道をいったん降りて休憩する人たちで賑わっていました。
その道の駅から5分ほどのところにある占冠ICから道東道に入り、十勝清水IC方面に進みます。道路は「JR石勝線」とともに、太平洋に注ぐ「鵡川」に沿って日高山脈に分け入っていきます。ICから3kmほどのところには「占冠PA(下り)」がありますが、そのすぐ東側では規模を拡大し、上り線側のPAと統合したあらたな占冠PAの工事が、4車線化事業とあわせて進められています。
さらにその先では、ところどころで現在進行中の4車線化工事の状況が見てとれます。ただトンネル部分については、まだ準備工事の段階のところも見られ、開通までには時間がかかりそうです。
こうした一連の工事のなかで、とくに大がかりなのは、本線を拡幅した上でランプウェイを移設するトマムICの工事です。ICでいったん流出し、工事現場の看板を確認すると、工事期間は「2028年12月31日まで」となっていました。





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