F-35、10万飛行時間墜落ゼロのすごさとは 開発初期は落ちて普通? ほかの機の場合

今後はさらに安全に

 以上、F-15やF-16の例が示しているように、通常、現用戦闘機(ほかの航空機も同様に)の事故は開発中ないし実用化初期において集中的に発生し、事故の原因となった欠陥の改修や運用経験を積み重ねたマニュアルの更新などによって低下していくことが普通です(最後に機体が老朽化してくると少しずつ増加傾向となる)。そして大規模な戦争が発生していない21世紀以降は、戦闘機の撃墜はまれであり、事故のほとんどすべては飛行訓練中に発生しています。

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ロッキード・マーチンが開発したステルス戦闘機F-22「ラプター」(画像:アメリカ空軍)。

 これはF-22でも同じで、F-22は最初の約10万時間で3機が墜落。2016年の時点で累計25万5201時間となりますが、墜落数は1機加算し4機となっただけにとどまっています。

 F-35が空を飛んでいる限り、いずれ墜落することは免れないでしょう。しかしながら2017年8月現在、実用化されたばかりにあって「10万飛行時間あたりの墜落数0機」というとびぬけた数値は、F-35の安全性を証明しているといえます。

【了】

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コメント

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7件のコメント

  1. とはいえ、一度でも落ちたら全部が水の泡ですからねぇ。特に軍用機の場合。

  2. 最近、軍事系の記事が多くないか?

  3. 例の機材はどうかとおもい検索すると、
    「米海兵隊は1日までに、2012米会計年度(11年10月~12年9月)から16会計年度(15年10月~16年9月)の5会計年度の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイのクラスA事故率について、10万飛行時間当たり3・44件だと琉球新報に回答した。」
    とのこと。

  4. 落ちて普通?か、危ない乗り物なんだね

    • あまりにも不謹慎なタイトル、ではありますね。民間機も試験飛行なら墜落して当然、とも読み取れます。ちなみに自衛隊のF-2も実用機が1機事故で大破していますし、US-2も訓練中にエンジン脱落で喪失しています。今のところ自衛隊機で全機無事故で退役したのは川崎P-2Jのみ(YS-11も着陸事故で除籍)。

    • 私ら一般人がF-35に乗って飛行することはありません。安心してください。(一般人は単座戦闘機を操縦しない)
      V-22はもしかしたら災害時などに乗せられることがあるかもしれません。覚悟(?)してください。(私ならそんな時は乗る)

  5. 今は2018年11月なんだが
    野ざらしでいいのか?これ
    なんか修正コメ入れておいた方がいいんじゃね? 関 賢太郎(航空軍事評論家)さんよ