じわり増える首都圏「朝活」列車 通勤ピークシフトは始まっていた?

サマータイム導入の議論が活発ですが、鉄道事業者ではひと足先に「早朝通勤時間帯の速達列車」が増発傾向です。首都圏各社の早朝速達列車の動きを追いました。

速達列車が早朝時間帯に進出

 鉄道会社の通勤ラッシュ対策は「単線から複線へ線路を増やす」「列車あたりの車両数を増やす」「複線から複々線へ線路を増やす」という順で行われてきました。東急田園都市線は複々線化が難しいため「複線で列車本数を最大にする」という施策を実施しました。これらの施策はすべて「通勤ピーク時間帯の輸送力増強」という観点で行われています。

 しかし、通勤ピーク時間帯の輸送力増強には限界があります。それにもかかわらず、利用者からは「混雑は我慢できない」という声があり、国からも「通勤時間帯の混雑率を下げよ」と指導されている状況です。そこで考えられた方策が「ピークシフト」です。通勤混雑時間帯の利用者を減らすため、早朝出勤を促すという考えです。東京都が実施している「時差Biz」もこの考え方です。掛け声だけのキャンペーンに見えますが、真意は「鉄道側の設備投資は限界だから、利用者にピークの時間帯を避けて乗ってもらおう」です。

 東急電鉄は「時差Biz」期間に合わせて「時差Bizライナー」を運行しました。しかし、「時差Bizライナー」で早朝通勤のメリットを得られたとしても、「時差Biz」期間が終われば「時差Bizライナー」は走りません。それではピークシフトは定着しません。しかし、東急電鉄では、2018年3月30日のダイヤ改正で渋谷着7時台の上り急行列車2本を増発しました。定期列車として早朝時間帯の速達列車を増やし、ピークシフトを促しています。これは2017年に初めて実施した「時差Bizライナー」のノウハウが活かされているといえます。

 ほかの鉄道会社はどうでしょうか。最近のダイヤ改正と、早朝の速達列車の運行状況をまとめました。

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新生活に役立つ! 通勤ラッシュの乗り越え方から「座れる列車」「高速バス通勤」まで

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コメント

1件のコメント

  1. 貴重なまとめ記事、ありがとうございます!

    ただ常磐線ユーザーとしては記載内容に違和感が。

    取手以南の快速運転エリアでは最早中距離列車も快速電車も違いがないので、早朝Biz観点では上りときわ位しか…

    (ちなみに上野基準だと6時代の品川行きは1本、7時代だと4本の品川行きがあるので、強いて言えばこれかも?)

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