じわり増える首都圏「朝活」列車 通勤ピークシフトは始まっていた?

サマータイム導入の議論が活発ですが、鉄道事業者ではひと足先に「早朝通勤時間帯の速達列車」が増発傾向です。首都圏各社の早朝速達列車の動きを追いました。

早朝速達列車で働き方改革!

 大手私鉄、JR東日本とも、早朝速達列車が設定されています。国鉄・JRの通勤ライナーは、登場当時は夕方の企画列車が中心でしたが、現在は朝の上り列車も増えています。私鉄の有料列車としては小田急電鉄の早朝上り「ロマンスカー」が象徴的でした。小田急電鉄は「ロマンスカー」の通勤利用に注目し、より多くの人を運べる30000形「EXE」を1996(平成8)年に投入しました。

 座席の有料、無料を問わず、全体的な傾向としては2年ほど前から早朝速達列車が増えているという印象です。速達列車ではありませんが、早朝の増発の取り組みとして、東急電鉄が2011(平成23)年の7月から9月まで、池上線と東急多摩川線で「キヤノンダイヤ」と呼ばれる増発を実施しました。これは、沿線にある光学機器メーカー「キヤノン」の就業時間の繰り上げに対応した施策です。

 キヤノンの就業時間繰り上げは東日本大震災の影響による電力不足に対応するためでした。翌2012(平成24)年からは「働き方改革」という目的で、同時期に30分の繰り上げを実施しており、2018年も実施中です。ただし、東急電鉄の「キヤノンダイヤ」は実施されていません。

 今後、企業がピークシフトを推進し、通勤時刻が多様化すれば、鉄道側も需要の変化に対応して早朝速達列車を増発することになるでしょう。ピーク時間帯の増発は難しくても、その前後の時間帯のダイヤにはまだ余裕があります。満員電車ゼロの達成見通しは立ちませんが、ピークシフトは会社や個人単位で今日からでも始められます。働き方改革のひとつとして、早朝速達列車を活用してみてはいかがでしょうか。

【了】

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新生活に役立つ! 通勤ラッシュの乗り越え方から「座れる列車」「高速バス通勤」まで

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コメント

1件のコメント

  1. 貴重なまとめ記事、ありがとうございます!

    ただ常磐線ユーザーとしては記載内容に違和感が。

    取手以南の快速運転エリアでは最早中距離列車も快速電車も違いがないので、早朝Biz観点では上りときわ位しか…

    (ちなみに上野基準だと6時代の品川行きは1本、7時代だと4本の品川行きがあるので、強いて言えばこれかも?)

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