ちょろっとどこへ向かう? 首都圏の盲腸線5選 延伸構想 元は軍用線… 様々な生い立ち

西武鉄道 豊島線

 豊島線は東京都練馬区の練馬駅と豊島園駅を結びます。距離は2km、中間駅はありません。「としまえん」のアクセス路線として親しまれています。「としまえん」はそもそも、室町時代の練馬城跡を中心に作られた景勝地で、1926(大正15)年に開園し、のちに遊園地として発展します。そのアクセス路線として、西武鉄道の前身、武蔵野鉄道が豊島線を建設、開業しました。

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西武豊島線の終点、豊島園駅(画像:写真AC)。

 豊島線も沿線の宅地化が進み、現在は通勤通学路線としても重要な路線です。ほとんどの列車が西武池袋線と直通運転を実施しています。豊島線は全線単線ですが、電車は8両編成です。延伸計画もなかったようでした。

「としまえん」の敷地については、東京都が防災拠点を兼ねた「練馬城址公園」として整備するという都市計画を持っています。一部は人気映画のテーマパークになるという報道もありました。しかし正式な決定ではないようです。これらの構想が現実になったとしても、豊島線の重要性は変わらないでしょう。

【航空写真】軍用路線を整備 こどもの国線の開業前

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