ちょろっとどこへ向かう? 首都圏の盲腸線5選 延伸構想 元は軍用線… 様々な生い立ち
JR鶴見線
鶴見線は神奈川県横浜市の鶴見駅と同川崎市の扇町駅を結ぶ路線です。京浜工業地帯を走る路線で、距離は7km。この路線自体も盲腸線のように短い路線です。しかし、鶴見線にはさらに短い支線があります。海芝浦支線と大川支線です。盲腸の先にふたつの盲腸があるような……。
海芝浦支線は浅野駅と海芝浦駅を結びます。路線距離は1.7km、中間に新芝浦駅があります。大川支線は武蔵白石駅と大川駅を結ぶ1.0km。中間駅はありません。また、武蔵白石駅に大川支線のプラットホームはありません。大川駅へは、ひとつ鶴見駅寄りの安善駅で乗り換えます。また、海芝浦支線、大川支線とも、鶴見線本線と直通し、鶴見駅発着です。
海芝浦駅は「改札口から出られない駅」として鉄道ファンのあいだで有名です。駅が東芝の工場敷地内にあり、そして工場敷地は関係者以外、立ち入り禁止です。訪問しても、そのまま折り返すしかありません。プラットホームにSuicaの改札機があるので、そこにタッチして精算します。プラットホームから眺める京浜運河やつばさ橋の眺めが良いと評判で、その景色を見物するために訪れる人もいます。そこで、東芝が駅に隣接した場所に「海芝公園」を設置、駅を出て景色を楽しめるようになりました。
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