埼京線「新宿発池袋行き」なぜ存在? 始発駅の次は終点 東京近郊のJR短距離列車3選

JR東日本の東京近郊区間では、上野東京ラインや湘南新宿ラインなどで長距離を運転する列車がありますが、なかには始発駅の次が終点となるちょっと変わった各駅停車の列車があります。いったいどういう理由で運転されているのでしょうか。

京葉線ではふたつの区間に存在

 京葉線では、ひと駅だけ運転する列車が、ふたつの区間にそれぞれあります。

京葉線 西船橋発南船橋行き/南船橋発西船橋行き

 京葉線は東京~蘇我間と西船橋~市川塩浜間、西船橋~南船橋間からなる路線です。西船橋~市川塩浜間では東京方面との武蔵野線直通列車、西船橋~南船橋間では南船橋、新習志野、海浜幕張方面との武蔵野線直通列車が運転されていますが、その中で、西船橋~南船橋間のみを運転する列車があります。

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武蔵野線で使われる209系500番台。京葉線の東京駅、海浜幕張駅まで入線する(画像:写真AC)。

■西船橋発南船橋行き(土休日運転)

 西船橋10時07分→南船橋10時13分

 西船橋21時20分→南船橋21時26分

■南船橋発西船橋行き(平日運転)

 南船橋19時28分→西船橋19時34分

 南船橋22時29分→西船橋22時35分

 南船橋22時58分→西船橋23時03分

 南船橋23時50分→西船橋23時56分

■南船橋発西船橋行き(土休日運転)

 南船橋21時03分→西船橋21時09分

 南船橋22時30分→西船橋22時36分

 南船橋22時59分→西船橋23時04分

 南船橋23時50分→西船橋23時56分

 乗車時間は同じく5~6分、営業キロは5.4kmです。

 南船橋発西船橋行きは、西船橋駅に到着後、折り返し新習志野行きとなって京葉車両センター(千葉市美浜区/習志野市)に入庫したり、西船橋駅からは翌朝始発の府中本町行きとなったりします。西船橋駅では東京方面からの武蔵野線直通列車とも接続するので、区間列車としての意味合いもあるようです。

 西船橋発南船橋行き、南船橋発西船橋行きとも、車両は武蔵野線用のE231系または209系500番台が使われます。

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コメント

1件のコメント

  1. 一駅ではありませんが、昔、中央快速線で東京発新宿行きがありました。新宿到着後は武蔵小金井に回送だったみたいです。