なぜ激減? 最近「黄色ナンバーのバイク」を見かけないワケ そもそもどんな意味なの?
原付バイクには区分によって「白」「黄色」「ピンク」などの色のナンバープレートが存在しますが、このうち、黄色のナンバープレートを付けたバイクを見かけることが減ったように感じます。なぜ「黄色ナンバー」は減少しているのでしょうか。
「白色ナンバー」も消えてしまうのか?
黄色ナンバーの原付は、その多くが「2サイクル」と呼ばれる方式のエンジンを搭載していました。2サイクルエンジンは軽量・シンプルかつ、発生するパワーも大きいのがメリットです。
しかし2サイクルエンジンは構造上、排ガスと一緒に未燃焼のガスやエンジンオイルと排出してしまう特性を持っています。そのため年々厳しくなっていった環境基準や国際規格への適合に、相当な技術やコストも必要となっていったのです。
これにより2000年代の初頭から、やはり「開発コストが合わない」として新車の90ccモデルが徐々に数を減らしていきました。2008年には最後まで残っていたホンダ「スーパーカブ90」が生産終了となり、90ccクラスの原付の新車は全モデルが“廃盤”となりました。これが「黄色ナンバーの原付」を見かけなくなった一番の理由です。
また、黄色ナンバーを見かけなくなった一方、91〜125ccにあたる「ピンク」ナンバーは一時期より数多く見かけるようにもなりました。実際、110ccや125ccのモデルは各メーカーから数多く販売されていますが、これは110ccや125ccのモデルが、世界的にはポピュラーな規格だからです。
言い換えれば「世界的に多くの販売台数を見込めない90ccや50ccのバイクより、国際基準である110ccや125ccに開発・生産のリソースを集中させたほうが賢明」と各メーカーが判断した結果とも言えるでしょう。こうして「黄色ナンバーの原付」は、現在ややレアな存在になりつつあるのです。
他方、同じようにガラパゴス的な規格を排ガス規制の厳格化によって、原付一種では50ccの新車が消滅しました。しかし、新基準原付が実質的な後継モデルとして導入されたことを考慮すると、「白色ナンバーも黄色ナンバー並にレアな存在になる」ということはないでしょう。
新基準原付は原付免許、自動車普通免許で運転することができ、交通規則も従来の原付一種と同じです。ナンバーもそれまでの50ccモデルと同じ白色ナンバーが交付されます。現状は対応モデルが限られていることと、認知が乏しいことなどが課題と言えますが、原付二種以上の免許を持たないユーザーが「気軽に乗れるバイク」として、今後も一定の需要は見込めそうです。
一方の黄色ナンバーですが、現在はあくまでも「かつて存在した90ccクラス向け」でしかないため、今後はさらに目にする機会が少なくなっていくように思います。寂しいことにも思えますが、筆者のようなバイクの旧車ファンにとっては、むしろ黄色ナンバーの希少性は「ちょっと嬉しい」ことにも感じます。
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





「以下」と「未満」の差をしっかり考えて再投稿よろしく。
70シーシーも黄色やけどな。
てか90シーシーとか乗ってる人が少ないからじゃないの?
たまにかぶとかやったら黄色ナンバー見るし